子供の安全を考える_スキー

冬といえば、スキー!!

せっかくの楽しい時間が一転、痛ましい事故にならないために、事故の防止対策について考えました。

事故の発生状況

ニュースでスキーやスノーボードの事故を聞きますが、実際にスキーの受傷率がどのようになっているかを調べました。

今回全国スキー安全対策協議会の2016/2017 シーズンの調査結果を参考にしました。 47スキー場の2 月中のデータをもとに作成されています。

下図の『受傷原因』を見ると「自分で転倒」が最も多く、次に「人と衝突」、「人以外と衝突」となっています。

ケガをする原因は転倒や衝突が多いことが分かります。

参照:全国スキー安全対策協議会(2016/2017 シーズンの調査結果)

そして、『受傷時のスピード』はスキー・スノーボードともに普通以下で滑っている時に起こしているものが、70%以上となっています。

そう考えると、自分では普通のスピードで滑っていても、いつケガをするか分からないということですね。

参照:全国スキー安全対策協議会(2016/2017 シーズンの調査結果)

さらに、傷害の程度は中~重症を合わせると70%程で、スキー・スノーボードによるけがの程度は決して軽くないことが分かります。

参照:全国スキー安全対策協議会(2016/2017 シーズンの調査結果)

【対策1】場所の選択

[選ぶポイント]
・ワイドバーンのゲレンデ
・コースが交差していない
・子供のレベルに合ったコースの充実

子供を連れてスキーを楽しむなかで、なるべく人とぶつからないようにするには、人を避けずに済むため、横に広いゲレンデが良いのではないかと感じました。

また、合流地点で衝突しそうになることが多いので、なるべくコースが交差していない場所もおすすめです。

無理をして止まれなかったりするとケガにつながりますので、レベルに合ったコース選びが大切です。

【対策2】天気のチェック

吹雪や濃霧の場合は、すぐ先が見えないため、人に突っ込んだり、人から突っ込まれて衝突することも。

悪天候の場合は、潔くあきらめることも重要です!

【対策3】子供から目を離さない

基本的に危険な場所はロープが張ってありますが、気づかないでそちらに行ってしまわないように、子供から目を離さないようにしましょう。

我が家では新雪に突っ込んだ息子が、埋もれて出られなくなり救助する場面も・・・。

やはり目を離すと危ないですね。

【対策4】ヘルメットの着用

大きなケガにつながる可能性のあるスキー・スノーボードですが、日本でのヘルメットの着用率は低いようです。下記データは大人も含まれている為、ゲレンデで見る子供の実際の着用率とは少し異なる部分もあると思います。

欧米では、スキー・スノーボードの際に80%以上の人がヘルメットを着用している調査結果があるそうです。

子どもの場合は脳が発達段階なので、大きな衝撃を軽減するためのヘルメットは必須だと思います。

参照:全国スキー安全対策協議会(2016/2017 シーズンの調査結果)

【対策5】謙虚な気持ちで

少しうまくなるとスピードを出したり、無茶をするようになります。

息子もちょっと上手くなってきたころに、スピードの出し過ぎで人にぶつかりそうになったことがあります。

そんな時は、下記方法はいかがでしょうか?

・家族でカルガモのように連なって、スピードを抑えて、前の人と同じコースでコントロールしながら滑る練習
・スクールに入れて、もう一度基礎力をアップ

感想

このようなことを書きましたが、実は昨シーズンは子どもに厚手のニット帽をかぶらせてスキーを行っていました。

しかし、思いっきり楽しむためにも万全の状態にした方が良いだろうと考え、今シーズンからヘルメットを購入しました。

スキー場での事故のニュースや、今回調べたデータを見ると、やはり子供にヘルメットは必須ではないかと思います。

最悪のケースを想定して備えることが、ウィンタースポーツを楽しむ秘訣ではないかと思います。