保育園の避難訓練について長男(4歳)に聞いてみました

こちらの少年にインタビュー。顔出しはNG(?)とのこと。

9月1日は防災の日でした。

関東大震災が1923年の9月1日に発生したことと、9月という月は台風が多い月ということで、防災への意識を高めるためにこの日が設定されています。

各地で様々な訓練が行われたかと思いますが、我が子が通う保育園でも避難訓練が行われたとのことで、どういった訓練なのか知りたいと思い4歳の長男にインタビューをしてみました。

息子へのインタビュー

(私)今日は避難訓練があったんだね?

(長男)あった!みんなでヘルメットをかぶってひなんしたの!

(私)地震や火事はどんな感じ(の想定)だった?

(長男)うんとね、まずじしんがきて、そのあとごはん(給食)をつくるところがかじになった!

(私)みんなで避難したの?

(長男)うん。ヘルメットをかぶってそとかいだんでにげたの!

(私)逃げるときに使ったのはヘルメットだけ?

(長男)くちふきタオルをこうやって(口に当てるしぐさを見せて)にげた!

(私)どこに逃げたの?

(長男)おにわ(園庭)にいって、それから、おみせのよこのひろばにいったんだ!
※保育園が大学の敷地内にあるのですが、その中にある売店裏の広場へ逃げた
 模様です。保育園からの距離は、子供たちの足でも5分弱といったところで
 しょうか。

(私)靴は履いたの?

(長男)えっと、はだしのままおにわへにげて、そこでせんせいから「ひなんぐつ」をもらったのでそれでにげたの!
※避難時に、先生が全員分の履きやすい靴をカバンの中に入れておいて、それを園庭で配っているようです。

(私)広場に集まった後はどうしたの?

(長男)ほいくえんにもどって、かみしばいをみた!じしんのときはかんばんがおちてきたりしてあぶないんだってさ。

定期的な訓練が命を守ります

まだ言葉がたどたどしいので全部は聞き取れない部分がありますが、一生懸命インタビューに答えてくれました。一連の流れを聞いてみると、逃げる経路などをしっかりと覚えているようでした。

今回は防災の日ということで訓練がありましたが、毎月1回はこういった避難訓練が行われているようなので、その成果が出ているのかなと思います。

尚、保育園では定期的に訓練をしてくれている一方で、我が家ではマンション内で行われた防災訓練以外、あまり避難訓練を行ったことがありません。日々の生活の中で最も滞在しているのはやはり自宅。当然ながら自宅にいる間に震災が発生する確率が最も高いと言えると思いますので、家族で独自の訓練もしなければいけないと感じました。

避難訓練で我が子が得たもう一つのことは・・・

紙芝居は、地震が発生したときにどんな危険なことがあって、何を注意しなければいけないのか、といった内容だったようなのですが、その中に「非常口」の説明があったようです。

過去に自分からも非常口に関して説明をしたことがあったとは思うのですが、紙芝居を通じたことでしっかりと理解したようです。最近は建物に入るたびに非常口を探して、見つけては喜んでいます。

この習慣は非常にいいことだと思いますので、見つけたらしっかり褒めるようにしています。ただ、今はいざという時に避難できるから、というよりは見つけるのが楽しくてただ探している、と言った具合なので、今後「非常口を把握しておくことがなぜ大切なのか」を説明する必要があると思います。

今後一緒に取り組んでいきたい事

災害から身を守るためには、その時々でベストな方法を選択して最善を尽くす必要がありますが、ベストな選択ができるようになるためには、一つでも多くのパターンを知っておく必要があります。保育園の訓練だけに頼るのではなく、自分たち独自にも訓練をして数をこなしていき、防災に関する知識を蓄えていきたいと思います(自分自身もまだまだ充分な知識があるとは言えません)。

尚、インタビュー後にさりげなく「そしたら、今回の訓練でしたことはちゃんと覚えたね?」と聞いたところ、「うーん、わすれちゃった!」とのこと・・・。あんなにしっかりインタビューに答えてくれていたのに!とずっこけてしましました。まだまだ、継続していかなければいけないようです(笑)