大船渡市大船渡地区に誕生する新しい中心市街地キャッセン大船渡。そのグランドオープンは4月29日の予定だが、すでにオープンしている店も。
20日過ぎにオープンセールに行ってきたなんて噂を聞いてマサカと思っていたのだが、23日の地元紙に先行オープンした店舗がある旨記事になっていたので行ってみると、お祝いの花とヘルメットという不思議な光景に出会うことができた。
花=開店の祝賀
ヘルメット=まだ工事中。現場に入る時は保管帽着用のこと
ってことだから、開店前日でもなければありえない組み合わせだ。だが、そんなありえない組み合わせが、大船渡の新しい中心市街地をオープンの1週間近く前から彩っているのだ。文字通り華やかに。
全国的な知名度を誇る人気ラーメン店「黒船」はすでに営業を開始。写真を撮った時にはたまたまお客さんの姿はまばらだったが、ランチ時にはたいへんなにぎわいだという。
仮設商店街が閉店し、でも新しい商業施設はオープン前。とはいえ人間は食べねばならない。仮設の閉店から新店オープンまでの間、食べずにがまんするなどできないのだ。マスターが「この時期、この界隈では食事できる場所がないのではないか」と気づいての先行オープンなのではとのもっぱらの噂。お店はお客さんのためにある。そしてお店を支えるのはお客さんにほかならない。そんな持ちつ持たれつが黒船ののれん(のれんはないが)の下で繰り広げられているというわけ。
ほかのお店でもオープンに向けての準備が進められている。和食系居酒屋さんでも、
老舗の和菓子屋さんでも。
そして、花屋さんの店内にずらりと並ぶ胡蝶蘭。
オープン間近のキャッセン大船渡。夕闇に包まれる中、まちのぬくもりがすでに感じられ始めている。
キャッセン大船渡は4月29日、グランドオープンする。