【気仙川・松日橋】流れ橋が流される

2016年8月17日午前

松日橋が流されていた。

2016年8月17日

前日からの猛烈な豪雨で気仙川の水位が上昇。橋が流されたのが16日の夜なのか17日なのかは不明だが、17日午前には写真のような状況だった。

4枚ある橋板は2枚ずつ、両岸からワイヤーでつながれているので、濁流にもまれながらも岸にへばりつくようにして流されずにいる。

対岸の橋板も何とか残っているようだ。

松日橋は豪雨で川の水かさが上がると浮き上がり、自然と橋板が流されることで、橋が破壊されるのを逃れるように作られている。橋が流されることで、流木等が橋に引っかかって洪水になるのを防ぐ効果もある。それにしてもこの水位の高さには恐怖を感じる。対岸では岸辺の田んぼにも泥流が流れ込んだらしい。

2016年8月18日早朝

2016年8月18日

8月18日早朝、多少は水は引いて川幅も狭まり、河原の草も現れたが、まだまだ濁った水が奔流となっている。対岸(左岸)では橋板が河原に打ち上げられていたが、より安全な場所に引き上げようにも、人が近づくには危険な状況だ。

松日橋が流された豪雨に続き、東北地方は台風11号、9号、10号に見舞われることになる。流れることで被害を軽減する流れ橋としての機能を発揮した松日橋が、再び右岸と左岸をつなぐのはいつになるのだろうか。