どうせ見るなら楽しくみたい甲子園。
高校野球を知らない人でも甲子園を10倍楽しく見る方法です。
その方法はと言うと...それはチームと選手を知ることです。
えっ、そんなことって思うかもしれませんが、けっこうそれだけで楽しめたりします。
このチームがどれくらいすごいとか、この選手はこんなにすごいというのがわかると甲子園をもっと楽しく見ることができるとおもいます。
アリがゾウを倒すのも甲子園ならではです。
今年の甲子園データ
ちなみに昨年は初出場は7校、初夏連続も7校でした。連続出場は福島の聖光学院が今年も出場、連続記録を『10』まで伸ばしました。
連続出場の記録は和歌山中の『14』です。現在の和歌山県立桐蔭高校です。
今の聖光学院の勢いならこの記録を破る可能性もありますね。
数字で見る出場校
ここからは今年の甲子園出場校を地区大会の成績で比較します。
各項目の上位校だけにしようと思いましたが、数々のドラマを演出してきたのはゾウではなく、むしろアリ。数字では劣るかもしれないチームが強豪校を倒してこそ甲子園です。そんなチームにも注目してもらいたいと思い、上位校だけでなく下位校も掲載することにしました。
チーム打率
各校のチーム打率には驚きました。昨年はチーム打率4割を超えるチームはわずか2校でしたが、今年は6位の履正社(.404)を含め6校です。特に山梨県の山梨学院の.490はすごすぎです。
そして、もっと驚いたのが、秋田県の大曲工。チーム打率1割台の甲子園出場はわたしの記憶の中ではありません。
1試合あたりの安打数
1試合平均15安打近く打ってきたチームもあれば、1試合平均6安打で勝ち抜いてきたチームもあります。
1試合あたりの得点
どんなにヒットを打っても、点を取らなくては勝てません。安打が少なくても、得点が多いチームは試合巧者とも言えるでしょう。
1試合あたりの失点
取られた以上に点を取ればいいのですが、そんなに簡単なものではありません。チーム打率が上位の山梨学院、秀岳館、作新学院が失点も少ないというのは強い証拠です。
1試合あたりの犠打
バントをしないで、盗塁やエンドランを仕掛けるチームもあるので、犠打が少ないからといって評価は下がりません。しかし、いざというときにはバントは大きな武器になることはまちがいありません。
1試合あたりの盗塁
秀岳館の1試合平均6.2という数字はものすごい数字です。5試合で31個の盗塁は対戦相手の常葉菊川にとっては脅威でしょう。
1試合あたりの失策
花咲徳栄のエラー0はみごとです。MAX152キロの左腕、高橋昴也(こうや)くんと鉄壁の守りは今大会の台風の目になるでしょう。