かつて新日鉄釜石が本拠地とした釜石市。2019年のラグビーワールドカップで「釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)」が試合会場に決定したことで、釜石のまちではラグビーの聖地復活への熱が少しずつ燃え上がっている。
たとえば釜石地域の地酒「浜千鳥」は、地元ラグビーチーム「釜石シーウェイブス」を応援するラベル入りのお酒も発売中。浜千鳥は釜石の酒屋やスーパーの日本酒売り場をほぼ埋め尽くす(つまり、それ以外のお酒がほとんど売れない土地柄ということか)、地元を代表する酒蔵だ。2019年のワールドカップロゴマーク入りのワンカップ酒といっしょに、釜石の町を歩いてみると…
こちら三陸鉄道の釜石駅。駅前のネコの木彫モニュメントはラガーマンの出で立ち。大船渡市盛駅のネコ像がサンマを掲げていたのと好対照。やはり釜石はラグビーの街なのだ!
大きなラグビーボールをラガーマン(キャッツ?)が取り囲む。
隣接するJR釜石駅には「祝・2019年ラグビーW杯 開催地決定!」の横断幕。(駐車場のポールに撮影のお手伝いをしてもらいました)
エキナカの待ち合わせ場所には、ラグビー関連情報をまとめたスペースも。
駅の隣のショッピング&イベント施設「シープラザ釜石」にもラグビー応援コーナーが常設されている。
ありました! 地元「釜石シーウェイブス」を応援する浜千鳥。ファンはもちろん、ラグビーファンならずとも買い求めたくなる素敵なデザインだ。
さらに、ラグビーW杯を熱烈応援しているのは釜石だけじゃないことを物語っているのが、岩手を代表するワイン「くずまきワイン」のラグビーラベルボトル。
シープラザ釜石には、「釜石シーウェイブス」のオフィスやラグビーカフェ(土日祝の10:00~17:00オープン!)もあって、ラグビーの聖地復活に向けて着実に歩みを進めている、ように見えるのだが…
「釜石シーウェイブス」のサポーター募集チラシによると、2016年4月現在のサポーター数は2,222人。そのうち県外の人が1,176人(53%)、岩手県内531人、釜石市民は515人。
2011年から去年までのトップリーグでの成績は、4位、3位、3位、2位、2位と上昇中。さらにW杯開催や、五郎丸人気によるラグビー人気の復活があるにも関わらず、まだいまのところは音無の構えといった感じは否めない。
2011年には過去最高のサポーター数を記録(3,576)人を記録したものの、2013年には最少を記録するなど、震災の影響も大きのかもしれない。
だったら日本中のみんなで応援しよう。「釜石シーウェイブス」のサポーター申し込みはホームページからOK!
シーウェイブスの活躍がラグビーの聖地・釜石の復活につながり、ひいては2019年W杯成功のパワーになることは間違いない。