いまだけの風景「がんばろう!石巻」のど根性ひまわり

石巻「川開き祭り」の日の「がんばろう!石巻」看板です。看板のまわりに咲き乱れているひまわりは「ど根性ひまわり五世」。

震災からちょうど1カ月後、津波に負けない強い心を町の人達に届けたいとの願いから掲げられた「がんばろう!石巻」看板。その傍らに、偶然流れついて、がれきにも塩にやられた土地にも負けず、花開いたひまわりの5代目たちです。

看板のすぐそばにすくすくと伸びている松や桜。ど根性松、ど根性桜なのかもしれません。(今度、聞いておきますね)

真夏の「がんばろう!石巻」看板の周りでは、いつも灯されている灯火が、別の場所で灯され続けていたり、少しの変化もありますが、震災から5年目の夏もこうして、看板を訪れる人たちを迎えてくれます。

何よりも、5世代にわたってこの場所に咲き続けるど根性ひまわりが、町の将来を見つめています。復興にかける人々のことを見守っています。

実は、お盆が過ぎて七夕飾りは降ろされたとの話でしたが、ひまわりは実りの時に向けてまだ咲き続けているはずです。

遅い夏休みをこれから取られるのなら、ぜひこの場所にいらしてみませんか。

震災からずっと風雨、風雪に耐え、この場所で踏ん張り続ける「がんばろう!石巻」。変化していく町の中で、いま見ることができる風景は、いまだけの特別なもの。それでも看板は今日も皆さんのことを待っています。

がんばろう!石巻の周辺の変化はこちらから

町が少しずつ変わっていっても、「がんばろう!石巻」看板の思いは変わらないということで、変わらぬ看板を強調しましたが、周辺はいまかさ上げ工事で大きく変化し続けています。変化する「がんばろう!石巻」はこちらからご覧ください。