インフィールドフライにフィルダースチョイス、タッチアップにヒットエンドラン。ボークにスクイズ・・・何やら野球は難しい言葉が多いですね。
野球をやったことない人は、なんのことかさっぱりわからないかもしれません。もしかしたら野球やったことがある人でも意外と正確に知っている人は少ないかもしれませんね^^;『振り逃げ』もその1つですね。
振り逃げとは、、、
_______________________________________空振り三振したときにキャッチャーが捕球できなかったときに打者は1塁に走ることができる。
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実は振り逃げはバットを振らなくてもいいんです^^
さらに振り逃げには意外と細かいルールが設定されています。
1. 捕手が捕球できなかった場合(これは基本ですね)
2. 捕球しても投球がワンバウンドの場合
3. 1塁にランナーがいる場合は振り逃げができない
4. 1塁にランナーがいる場合でも2アウトの場合はできる
5. 打者がダートサークルを出た場合は走塁放棄となり振り逃げはできない
6. 投球が打者に当たった場合は振り逃げはできない
なんだか難しいですよね。3.4.の1塁にランナーがいるいないはインフィールドフライと同じ扱いです。故意の落球による併殺(ダブルプレー)を防ぐためですね。
甲子園まであと2つ。全国レベルの戦いはとんでもないプレーで勝負が決まる!
神奈川県の高校野球はとにかくレベルが高いんです。
『神奈川を制する者は全国を制する』と言われるくらいですから^^
2007年7月28日。第89回夏の甲子園予選神奈川大会の準決勝は横浜VS東海大相模という好カードでした。
0-0で迎えた4回表。この回3点を先制した東海大相模は、なおも2アウトランナー1,3塁という場面でした。
カウント2-2から投げたボールはワンバウンドでキャッチャーミットに。
バッターのハーフスイングに1塁塁審はスイングの判定。三振で3アウト、チェンジだと思った横浜高校ナインはベンチにかけ足で戻ります。
一方の東海大相模はというと、、、バッターは一瞬ベンチに戻ろうとしましたがバッターもランナーもベンチからの「走れ!」の声に一斉に走り出し3塁ランナー、1塁ランナー、そしてバッターもダイヤモンドを1周しました。
次の攻撃に備えてベンチ前で円陣を組んでいた横浜ナインは何が起きたかわからず、あっけにとられていました。
そうなんです。これは振り逃げが成立する場面なんです!
考えてみると、これは1塁にランナーがいますが2アウトという場面。捕球はワンバウンド。当然のことながら振り逃げが成立します。
キャッチャーの小田くんは打者をアウトにするには打者にタッチするか、1塁に送球しなければいけない場面でした。
横浜高校の渡辺監督は猛抗議をします。
しかし数分後、振り逃げは認められ東海大相模に3点が追加されました。
1年生キャッチャーの小田くんは悔やみきれないでしょうね。これは明らかにボーンヘッドです。しかしキャッチャーだけを責めることはできません。まわりも気づかなくてはいけない場面ですね。誰1人として気がつかないことが逆に不思議です。
振り逃げ3ラン。。。
横浜高校と東海大相模。全国トップレベルの両校の戦いは、この振り逃げによる3点が決勝点となり東海大相模高が横浜高校を6-4で破り決勝に進みました。甲子園を目指し日々頑張ってきた選手にとっては、なんとも後味が悪い試合になってしまいました。
東海大相模 000 600 000 | 6
横浜高校 000 300 100 | 4
ちなみにこのときの東海大相模の振り逃げ3ランのバッターはプロ野球、読売ジャイアンツのエース菅野智之投手でした。
■高校野球
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_______________________________________○『かっとばせ!野球部!』 ~We Love 野球!
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過去の甲子園伝説の試合から最近のものまでいろいろ。地方大会は静岡県の大会を中心に書いています。