いわき久之浜「梅月」さんのかしわ餅

しまった!
あんまり美味しいもんだから写真を撮る前に全部食べちゃった!!

ここはいわき市久之浜。駅の近くの「菓匠 梅月」さん。朝7時半からというかなり早い開店時間ながら、お店が開くやいなやお客さんがやってくる人気店。多くの人のお目当ては、かしわの葉に包まれた大きなかしわ餅。久之浜の人たら知らない人のいない名品です。

梅月さんは元々、久之浜の町なかにありましたが、地震と津波で壊滅的な被害を受けてしまいました。明治24年創業の老舗和菓子店には、なんとか存続してほしいという町の多くの人たちが願っていたそうですが、店主さんは80歳近いご高齢。それでも伝統のかしわ餅復活のために奮起されて、震災から1年後の2012年3月11日、駅前近くに移転の上で再オープンを果たされました。この再オープンには、地元の多くの人たちが大いに喜び、大いに勇気づけられたそうです。

ぷっくりと柔らかなお餅と、甘すぎず上品な味わいのあんこが絶妙なかしわ餅。地元の人たちが愛してやまないのも納得です。久之浜の知り合いを訪ねると、なぜかいつも出していただいてきたので、自分にとってもいまや懐かしの味。

久之浜を訪れることがあったら、ぜひともお求めいただきたい逸品です。生ものですので作り立てを是非どうぞ。

菓匠 梅月

営業時間は7:30から大体14:00頃まで。手作りかしわ餅の生産数は毎日1,000個との噂。それでもけっこう早い時間に完売することが多いようです。商品がなくなり次第終了ですのでお早めに。かしわ餅の他、「ウマタカ羊羹」、銘菓「波立(はったち)」も人気ですよ。定休日は毎週火曜日。電話番号 0246-82-2020。