スーダンと東北で、人々に寄り添って支援活動を行っているロシナンテス。
代表の川原尚行さんが新たなチャレンジを宣言しました。
まずはお読みください。アフリカの太陽よりも熱いメッセージです。
北九州マラソンをみんなで完走して、スーダンに巡回診療車を!
スーダンで医療活動を行っていますロシナンテスの川原尚行と申します。
2014年2月9日、私の故郷の北九州が市制50周年を記念してのマラソン大会があります。この大会に出場して完走を目指しますが、単に完走するだけではなく、多くの人達と一緒になって走りたいと思います。
この大会は、6時間の制限時間があり、10か所の関門が用意され、それぞれのタイムで関門が閉鎖されるようです。
私は、その制限時間ぎりぎりで走り、脱落しそうな人を励ましながら、みんなでゴールすることを、スーダンで迎えるクリスマスの日に宣言します。
私は、マラソンを今まで走ったことはなく、今もスーダンで忙しくしており、走り込みを全くやっていませんが、みんなを励ますということは、おそらく自分の励みになると信じて、多くの人達と一緒になって、ドンケツを走りたいと思います。
そして、御支援いただけるのであれば、スーダンで使用する巡回診療車を購入し、医療の行き届かない人たちの為に、この車を走らせたいと思います。
無医村地域へは、舗装道はなく、荒野を走らなければなりません。
現在は私が外交官時代に購入したランドクルーザーを使用していますが、これももう10年もので、総走行距離は30万キロを超えて、限界に近い状態です。
何としてでも、巡回診療に使用するオフロード車が欲しく、その為に、可能な限り落伍者を出さずに、みんなとフルマラソンを完走したいと思います。
車両購入費用は約500万円かかる予定で、そのうち300万円は西日本高速道路エリア・パートナーズ倶楽部様より助成頂いています。
残り、200万円を皆様の応援とご協力をお願いしたいと思います。
最後に、現在、南スーダンが悲しいことに大変な状況になっております。
一刻も早く、平和となることを祈りながら走ります。
2011年3月11日、川原さんはたまたまスーダンから日本に戻っていた時、東日本大震災に遭遇します。とるものもとりあえず被災地に入り、宮城県名取市の避難所で医師としての支援活動を始めました。避難所での医療体制は保健室や理科室に診療スペースを設営し訪れる人を待つという形が一般的でしたが、川原さんは避難している人たちが寝起きしている体育館で、毎日ひとりひとりに声を掛けて回りました。
いつも目にするお医者さんが今日も回って来てくれる――。
その安心感、おわかりでしょう。川原さんはそういう人なのです。診療スペースで待つことなんてできない人なのです。
川原さんは一年の多くをスーダンに滞在し医療事業、水・衛生事業、学校・教育事業、スポーツ事業などに取り組んでいます。東北でのエピソードで紹介したとおり、
まっすぐに、ひたむきに。
川原尚行さんを、そしてロシナンテスをご支援いただけますようお願い申し上げます。
ご支援は下記のチャリティプラットフォーム『Just Giving Japan』より500円から寄付していただけます。
スーダンに病院を
東北に笑顔を
ひとりはみんなの為に
みんなはひとりの為に
紹介●井上良太
チャレンジを通じてNPOを支援できるチャリティプラットフォーム『Just Giving Japan』