被災地の青空ギャラリー

「ガレ花」という花をご存知でしょうか。

私も、今年6月に東北を訪れて初めて知った花です。それは、被災地に咲くとても美しい花です。

本来、「ガレ花」とは、「ガレキに花を咲かせましょう」という運動のことをいうようです。「ガレ花」は福島県いわき市久之浜で始まった運動で、”「ガレキに花を咲かせましょう」応援部(facebook)”には次のように書いてあります。

<ガレ花プロジェクトとは、>
解体家屋や解体跡の敷地に家主の賛同と地元の人の協力のもと、花の絵をペイントし、復興にむけて町を明るくしていこう、という地域主体のムーヴメントです。 (町を明るく、との家主の想いから解体されず残る建物に描かれることもあります)

2011年7月から「北いわき再生・発展PT」と「久之浜・大久町地区復興支援チーム 結(YUI)」によっていわき市久之浜で描かれていましたが、その後は有志の自発的な活動とそれに賛同した地域の方の働き掛けにより、現在は四倉・湯本・薄磯・豊間などいわき市の各所に広がって行っています。

引用元:「ガレキに花を咲かせましょう」応援部 - 基本データ | Facebook

もともと、花の絵をペイントする運動を意味するものでしたが、「ガレ花」で描かれた花のことを「ガレ花」と言っても通じるようです。

当初は花が描かれていたようですが、私が訪れたころには、花以外にも美しい絵が、塀や堤防などにペイントされていました。まさに被災地に咲く美しい花のようでした。

撮影した過去の写真を見直している際に、この美しい花を「ぽたるページ」にも咲かせてみようと思い、東北に行った際に撮影したガレ花を集めてみました。

薄磯地区

福島県いわき市薄磯地区に咲いていた花です。花以外にも、トビウオなども描かれていました。

薄磯地区

石巻

宮城県石巻市の街中にも、美しい花が咲いていました。

石巻

次、訪れた時にどのような花が咲いているか、とても楽しみです。

Text & Photo:sKenji