角煮そのものもさることながら、柔らかくなっている明日葉もポイントらしい。何でも明日葉は、肉や魚の臭みを消すとかなんとかで、一緒に熱を通す調理法は定番らしいのだ。
大島の明日葉天ぷら(大島)、大島産椿油を使用したオイルフォンデュ(大島)さぁさぁまだまだ大島尽くし!奥に見えるは明日葉の天ぷら!手前に見えるは、エビ、明日葉の茎の肉巻き、まいたけの3種!これら、ぜーんぶ椿油で揚げているというのだ。オイルフォンデュについては、本来具材に自分で衣をつけて揚げるらしい。なるほど。温泉あがりに浴衣でオイルフォンデュ。。「うーん、これは確かに乙かもしれない!ただ、もう少し序盤に、序盤にこれが食べられれば・・・。」僕の膨れた腹がそう言っていた。
メダイのべっこう寿司(大島)、魚のアラで出汁をとった明日葉と地海苔の潮汁(大島) 終盤に来てこのボリューム。。僕が座っていたのは4人掛けの席だったのだが、何故か2人欠席ということで、基本的に2倍の量を食べていたのだ!(前回も似たような状況だったが・・・)そして先ほどの揚げ物がかなり効いていた。ところが、このメダイのべっこう寿司が、プリプリ食感のこのメダイのべっこう寿司が個人的には史上最高クラスだった。
べっこう寿司(島寿司)と言えば、シマアジ、カンパチ、サワラ、マグロなど、その季節ごとの旬な魚をヅケにするのだが、個人的にはこのメダイが大ヒットしてしまったようだ!2人欠席で良かった!倍食べられる!・・・ということで、このべっこう寿司も胃袋に詰め込み、潮汁で流し込む。。
明日葉入り豆乳アイスクリーム(八丈島)
・・・いったい今日一日で何日分の明日葉料理を食べたろうか。サラダも明日葉、揚げ物も明日葉、お吸い物も明日葉!ならば、デザートも明日葉!・・・という、なんともステキコンボ。この「明日葉入り豆乳アイス」は簡素なパッケージからも伝わるように、現在試作品ということだそうだ。つまり!この美食の会に参加した約35人は時代に先駆けてこのアイスを口にするということになる。 明日葉、豆乳、アイスと、女性が好みそうなキーワードが盛り沢山なこのアイス。普通に美味しかったが、明日葉入りと言われると「?」となるかも知れない。クセの強い明日葉ゆえに風味を抑えたのだろうか。もしくは夏の八丈島で食べるとひと味違うのかも。。とは言え、こういう試作品が食べられるのもこのイベントならではのようだ。ありがたや。ありがたや。
相当なお値打ち
こうしてグルメ三昧の2時間はあっという間に終わってしまった。主催者発表によると、今回は約35名の定員に対して390人近い応募があったそうだ。島の旬の料理、島の創作料理、島の試作品、一度にこれだけ食べて3000円って。いやいやこれは相当お値打ちではないだろうか。 特に感動したのは、伊豆大島を軸としながらも、他の島の食材とのコラボレーション!「青ヶ島の塩+大島の落花生」「神津島の塩辛+大島のバター」なんて、それぞれの島を訪れたって食べられるかどうかわからんですよ。まぁでも、それができちゃうから、この美食の会は人気なのかも!
いやー、島グルメ、素敵です。
◇店舗情報◇「SHOP & CAFE 東京愛らんど」
◆住 所・・・東京都港区海岸1-12-2竹芝客船ターミナル内(地図)◆ アクセス ・・・JR「浜松町駅」・都営地下鉄「大門駅」より徒歩約7分、ゆりかもめ「竹芝駅」より徒歩2分
◆電話番号・・・03-5472-6559◆営業時間・・・7:30 ~22:30(ラストオーダー21:30) ※ 納涼船の期間中(7/1~9/23)は7:30~23:00
◆休 み・・・年中無休
◇島グルメ美食の会◇東京愛らんどが主催する、伊豆・小笠原諸島の食材や料理を存分に堪能するイベント。年に3~4回、不定期で開催され、記事でも触れたが人気が高い。限られた定員に対して競争率はかなりのものだが、応募してみる価値はあるはず。詳しくは東京愛らんどの公式HPをチェック!