奥武島(久米島町)はこちら。→奥武島(久米島町)
「ちょっとそこまで」奥武島散歩
那覇を中心に観光地が広がる沖縄県。観光バスに揺られるツアーも良いけれど、ふと、飾らない素の沖縄を見たくなりませんか。那覇の反対側、沖縄本島南東部に位置する南城市には、観光名所らしい名所はほとんどありません。国道沿いに住宅地が広がり、人々は静かに暮らしています。 ただ、それでも海はきれい。沖縄らしい南国情緒はどこへ行っても変わりません。そんな南城市街地より、橋で繋がった先に小さな島があります。これが奥武島です。
奥武島は外周2km弱。徒歩でもあっさり1周できてしまうほど。車を降りて、歩いてみることをお勧めします。静かな島ではありますが、その静けさを好むお店もちらほら。どこか“ツウ好み”な印象もあります。そんな奥武島。どうせ訪れるなら、お腹が空いたタイミングにすること!この島では買い食いを推奨します。島の名物と化した「天ぷらやさん」は要注目です!! 初夏から夏に掛けては島の風物詩にも要注目。白い網に覆われた名産のナミモロコシ畑、水揚げされたトビイカの天日干しは夏の奥武島ならではの風景です。
那覇からも1時間程度の距離も魅力。せっかくの沖縄旅行なら、思い出にひと味違う1ページはいかがですか。
奥武島の見どころ
島を遊ぶ
ビーチ
地元の人々に親しまれているビーチ。橋でつながった奥武島はアクセスが容易なため、本島からも多く人が訪れます。夏には奥武島の風物詩・イカの天日干しが見れるかも。また、海の西側は沖縄でも有名なダイビングスポット。非常に波が穏やかなため、たとえ海の荒れ気味な日でも、ここだとダイビングができることもあるとか。
天ぷら屋さん
奥武島を訪れたら外せないのがコレ!海で遊んで小腹がすいて、そんな時にからっとした揚げ物が美味しかったりするものです。安い旨い奥武島の天ぷら、ぜひ一度ご賞味を。
景色を楽しむ
ミシラギ
奥武島では、その昔(約400年前)中国の難破船を助けた歴史があります。島の人々は乗組員の手当をしつつ、難破した船を対岸の岩につなぎました。その岩がミシラギと言います。旧暦5月4日は「海神祭(ハーリー)」と呼ばれるお祭りがありますが、そのお祭りの際はここを拝む習わしがあります。
ハーリー(海神祭)
元々は島の観音堂で、航海安全、島の繁栄を祈った事が始まりと言われます。旧暦5月4日。沖縄では子ども達の健やかな成長を願う日であり、かつては(今も?)おもちゃを買い与えるというならわしも。しかし、なんと言っても船の競漕が有名で、今やその競漕を指して「ハーリー」と呼ぶのが普通です。なかでも奥武島のハーリーは独特。奥武橋の上から海に飛び込み、その先に浮かんである船に乗り込むところからスタートするというもので、そこそこの高さから海に飛び込む度胸が必要なのです。
奥武島の情報あれこれ
【名 称】
奥武島(おうじま)
【所在地】
(地図)
【面 積】0.23㎢
【周 囲】
1.7km
遊 び
海水浴、シュノーケリング、ダイビング、グラスボート
食べる
トビイカ、スク(アイゴの稚魚)、もずく、アーサ、ベニ花、トーナチン(とうもろこしを小さくしたような”もろこし”)
郷土料理
海ぶどうそば、沖縄料理
変わりモノ
天ぷら(奥武島では欠かせない名物。大半が100円以内なのが嬉しい。)
お土産に
天ぷら
マスコット
なんじぃ(南城市)
う た
旅の習わし、白瀬走川
奥武島へのアクセス
バスを利用する
那覇、糸満方面より
那覇バスターミナル~(約50分)~奥武~(8分)~百名バスターミナル
自動車を利用する
那覇、糸満方面より
国道331号線に乗り、そのまま道なりで進む。40~50分で南城市に入る。南城市に入ると2つ小さな交差点があり、3つ目に「奥武入口」という大きな交差点に入るのでそれを右折。そのまま道なりに数分進むと奥武島へ続く海中道路へ。
与那原方面より
国道331号線に乗り、数分で南城市に入る。南城市内に入るとすぐ津波古交差点が見えるので右折し、県道137号線へ。再び国道331号線に突き当たるまで道なりに進む(多少のショートカットになる)。再び国道331号線に乗ると2km弱で「奥武入口」交差点が見えるので左折。そのまま道なりに数分進むと奥武島へ続く海中道路へ。
(島プロフ一覧)