景色を楽しむ
下地島空港(場所)
かつては伊良部島島民の牧場としての位置づけだった下地島。しかし、その平坦で広い土地を活かすため、1972年(昭和47年)に沖縄県が土地を買い取り、日本で唯一のジェットパイロット訓練飛行場となりました。島の面積のおよそ半分近くが空港となっており、今では、訓練の様子の見学が密かな人気となっています。
特にタッチ&ゴーの訓練は迫力満点!!静かな島に降りてくる都会的なジャンボ機も圧巻ですが、美しい海と飛行機の対比もなんだか不思議と鮮やかです。飛んでいる飛行機を間近で撮影できるという意味では、ある意味かなり貴重な場所ではないでしょうか。
通り池(場所)
空港が目立ちがちですが、空港建設の際、手が加えられることなく保存が優先された国の天然記念物です。上空から見るとまるで2つ池があるように見えますが、あくまで地下部分で繋がっている1つの池。海食洞の浸食が進み、天上が部分的に2つ崩落し、2つ穴の開いた池のように見えるようになったそう。どうもかなり珍しい地形なようです。
海と繋がった池であるため、潮の干満に応じて水面の高さが変わるのも特徴。そのため、深さによって塩分濃度が異なったり、水温の急激な変化で海の色が変わって見えたりと、学術的な注目度も高いとか。その神秘的な景観はやはり人気で、ダイビングスポットとしても絶好のポイントとなっています。
帯岩(場所)
通り池の南側にある高さ12m、周囲約60mにも及ぶ巨岩。人が帯を締めているように見えることからこの名が付いたそうです。手前には鳥居が設けられており、島の進行の中心となっています。平坦な島に対して、違和感を感じずにはいられないほどの巨岩ですが、これは1771年(明和8年)に起きた地震の津波(明和の大津波)によって打ちあがったと考えられています。
人間が持ち上げたと言っても信じがたいところですが、さすがは津波の威力。
伊良部島、下地島の情報あれこれ
【名 称】
伊良部島(いらぶじま)下地島(しもじしま)
【所在地】
(地図)
【面 積】29.05㎢
9.54㎢
【周 囲】63.7km(2島合計)
遊 び
ダイビング、シュノーケリング、海水浴、海中遊覧、トレッキング、キャンプ
食べる
もずく、カツオ、マグロ
郷土料理
カツオ料理、マグロ料理、沖縄料理
変わりモノ
うずまきパン(まるそうパン)、黒糖カステラ(ナガサキ屋)、健康ウコンまんじゅう(島ベーカリー)
お土産に
黒砂糖、泡盛(「宮の華」「豊年」)、もろみ酢、もずく、くーすー、カツオ加工品(南蛮漬け、なまり節、佃煮、みそ)
マスコット
(宮古島市)
う た
伊良部トーガニ、島タウガニ
島内のルール
島にキャンプ場はないがキャンプは可能。三ツ瀬(ミッジ)公園、宮古市の森公園、ふるさと海浜公園など。使用時には村役場へ一言伝えておくこと。
伊良部島、下地島へのアクセス
伊良部島へは宮古島を経由しなければ行くことができません。まず、飛行機または船で宮古島へ行き、そこから高速船に乗り換え伊良部島へ。(下地島は伊良部島と橋でつながっている。)また、2014年には宮古島より橋が架かる予定。(これが開通すると、宮古島から車で行き来できる。)
宮古島へ
飛行機を利用する
羽田空港、関西国際空港、那覇空港、石垣空港~~宮古空港※運航日に注意。
宮古島から伊良部島、下地島へ
宮古島・平良港~(15分)~伊良部島・佐良浜港
宮古フェリー(公式HP、時刻表)、はやて海運(公式HP、時刻表)
(島プロフ一覧)