「『楽しい!』のきっかけ」が「いっぱいある」
島を訪れた際、「こんな何もないところによく来たねー」
なんて言われることがある。言われてみれば、たしかに「何もない」。
屁理屈を言えば観光資源があるのだが、
都会の物質的豊かさを思えば、どうしても島は劣る。
アクセスが容易とは言えない。土日だけで過ごせるかと言えば難しい。
賑やかかと言えばそうでもない。島によっては遊びなんて限られる上に、他と被る。
だが、それでも人々は「何か」を求めて島を訪れ、
好きになって帰ってく。それは、遊園地のような物質的なものではない、「何か」。
ある人は「友達と旅行で」 ある人は「自然を楽しみたくて」
ある人は「静かに過ごしたくて」 「一人旅がしたくて」
「毎年ここでダイビングをしていて」 「島の○○が食べたくなって」
「会社を辞めて」 「島に住みたくて」
「山の上から海を眺めるのが好きで」 「またみんなに会いたくて」
そしてみんな、帰るころには『楽しかった!』と言って帰る。
島にはきっと物質的以外の「何か」があって、
その「何か」は人それぞれ。目立たないから見えにくいけど、見える人には見えている。
そんな
「『楽しい!』のきっかけ」が「いっぱいある」。