【島トリビア】『SHIMADAS』調べ、来島者数が全国で一番多いとされる島は・・・

『SHIMADAS』調べ、来島者数が全国で一番多いとされる島は・・・

     与島(香川県)

 「えっ?」という感じですね。これは日本離島センターにより刊行されている『SHIMADAS』内に掲載されている有人島・無人島1100島から調べた結果です。それもそのはず、人口180人の小さな島ですから、知らなくても無理はありません。ところが、来島者数は2,926,218人を数えます。何故でしょうか。至極簡単なカラクリがあるのです。 実は・・・香川県には岡山県から延びる瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)が架かっているんです。瀬戸大橋が作られる際、通過点として3つの島が同時に結ばれました。櫃石島、岩黒島、そして与島がそれにあたります。また、高速道路開通に際し、パーキングエリアには設置基準があり、概ね15km置きに設置しなくてはなりません。以上の理由から、ちょうどよい位置に存在する与島に白羽の矢が立ったのです。そういったわけで、与島は全国でも断トツの来島者数を誇るようになりました!!

 ・・・えっ、それは橋で結ばれているから離島とは違う?・・・わかりました。では、『SHIMADAS』内における、橋で結ばれていない、有人離島で一番の来島者を誇る島は・・・     厳島(広島県)

です!2,415,625人。言わずもがな、厳島神社という観光名所がありますからねぇ・・・。島はそこそこ広いのですが、観光面積も生活面積も限られていますので、圧倒的に日帰り観光が多いです。また本州側には山陽本線宮島口駅が非常に近い点、さらにはのぞみ停車駅でもある広島駅が10km程度の距離にあることも非常に大きいでしょう。やはりアクセスの良さが決め手です。 ちなみに次点は1,145,000人。半分以下にぐっと減りましたが、それでも百万人越え。小豆島(香川県)になります。小豆島なら宿泊を伴う観光も多いでしょうし、アクセスも良い、特に関西・中国・四国地方の人なら気軽に安く旅行できそうですもんね~・・・

それにしても瀬戸内強し!

◇参考資料◇『SHIMADAS』 (日本離島センター)