【連続リレー小説】「憂い」04

この小説のご使用方法

この小説は多人数で書かれています。1話書いたら、次の人がその内容を引き継いで次の話を作ります。

次の人は前の内容に矛盾のしないように書かなければなりません。その様がリレーのように見えるので、連続リレー小説と呼ぶことにしました。

またもう一つ、タグに設定されている言葉を必ず文中で使うというルールを設定しました。

どこに使われているか探してみてください。

もくじはこちら

質問中

「よし、あと2問。」

今のところはうまくいっているみたいだ。私は心の中でつぶやいた。

もしかしたら口に出してしまっていたかも。

閻魔丘はビルの中の一室。「丘なんていうから、どこに連れて行かれるかと思った。」

なんて彼は言っていたけど、その反応もたまらなく面白い。いつもはクールぶっているのに、思っていないことに出会うととたんに弱い。

彼は本番に弱いのだ、きっと。うん。

入場料はひとり400円。入り口にはニヤニヤ顔のオヤジが店番をしている。生ハムみたいなぺらぺらな服を着て、かなり怪しい。

まぁ、ぱりっとした服装だったらもっとおかしいんだけど。オヤジのことはおいておこう。キーマンとは到底思えない。

部屋の真ん中にはヘルメットみたいな岩が置かれている。これが閻魔丘なのだろう。一番上には昔の人がかぶるような烏帽子みたいなものが置かれている。

それにしても大きい。ドアより大きいのにどうやってここまで運んだんだろう。これもオヤジの能力?…だからオヤジはおいておこう。

とにかく質問に集中しなければならない。

ここまでは当たり障りのない質問ばかりだった。

彼「好きな人がいる」あたし「はい」

あたし「朝ごはんを食べた」

彼「はい」

彼「好きな人には手紙を出すことがある」あたし「はい」

カップルじゃないし…なんて彼は言っていたが、十分意識してるんじゃん。

大体、閻魔と恋愛にどんな関係があるんだろう。まぁ、いいか。こうして楽しんでいるんだし。…ああ、そうか、今、気がついた。あたしとしたことが。

嘘がつけないシチュエーションで質問をお互いにさせあって、相手の本音を聞きだすってことね。で、お互いの気持ちに気が付くって仕掛けか。

やっぱり黒幕はオヤジなんじゃん。半分怪しくて半分やさしい。オヤジの成分表示を見てみたい。