食育を目的として始めた、貸し農園による家庭菜園。
昨年から品種を変えて育てているサツマイモが収穫時期を迎えました。毎年同じ場所に連続して栽培することで甘くなりやすいと言われているのが、他の野菜と異なる点です。(連続して栽培すると生育不良など障害が起きやすくなる野菜がある)
昨年と比べてよく育ったか気になるところ…。今年も近所の子どもたちに手伝ってもらい、まずは最初(5月初旬)に植えた方の土を掘り起こします。
生い茂ったつるを切った後にマルチシートを剥がし、固まった土を軽くほぐした状態までが大人の作業。そこから先は子どもに任せますが、芋が傷つかないようにスコップなどは使わずに手で掘るのは意外にたいへん。
子どもの力で芋を引っこ抜くには周りの土をしっかり掘らないと難しいのですが、1箇所に集中して深い穴を掘ったり、円状に芋の周りを掘ったりとそれぞれが考えながらやっていたようです。
また、マルチシートの下は生き物にとっての住処で、剥がすとミミズやイモムシ、ムカデ類など様々な虫たちが出てくるのですが、これらを観察し触れるといったこともお約束の流れになっています。
この日は爬虫類も。すばしっこいイメージのあるニホントカゲですが、よほど居場所がよかったのか、全く逃げる気配がない様子。それを見つけた小学生の女の子が捕獲。初めて手に取ったトカゲのことが気に入ったらしく「この子飼いたい!」と大人に頼みこんでいたのが印象的でした。
こんな流れもありながら、いよいよサツマイモを掘り上げていきます。中には丸々太った芋もあり、子どもではなかなか持ち上げられないことも…。
全体の収穫量としては昨年とあまり大差はないと思います。ただ一点気になったのは、紅はるかの色。表面は多くの場合、濃い目の鮮やかな紫色をしているのですが、今回掘った芋の一部は表面が薄いピンク色だったのです。
大きさは他と変わらず、表面だけの違い。まだ食べていないので、なんとも言えないですが少し引っかかります。
収穫時期が早かったのか、それとも土の影響か…。原因は今もわからないままですので、実際食べ比べてから改めて調べてみたいと思います。