いつもの長男の農家の友人から紹介されて、たけのこ堀りに行ってきました。
「メンマ作りから始める竹林整備」と名付けられた今回のイベントの目的は、放置竹林整備の一環で催されたものです。竹は成長が早く、竹林が放置されると、あっという間に里山を侵食しうっそうとした竹やぶになってしまいます。
竹林が放置されると、根を浅く張る竹の性質から土砂災害の原因となったり、イノシシ等の隠れ家となり里の農作物が荒らされる原因になるなどの問題があるそうです。
そんな放置竹林の問題に取り組もうと、同じ志を持った女性の方たちが立ち上がり毎月1回、竹林整備と竹を使った学びや体験のイベントを開催しているそうです。
今回は、タケノコ堀りと竹細工作りを体験してきました!
タケノコ堀り
この日は、結構な人(30人くらい)がイベントに参加していました。
毎年この時期には家族で親戚の山にタケノコ堀りに行きますが、毎回父がどんどん掘ってくれるため、実際に自力で最初から最後までタケノコを掘ることはありませんでした。
今回は頼りの父がいないため自力で掘りましたが、想像以上に過酷な作業となりました。
そもそもタケノコ堀りのクワやつるはしなどの道具も用意していなかったのもあって、1本掘るだけでもかなりの重労働でした(確実に30分以上はかかりました)!
場面場面にあった道具を使うことがいかに大切かを痛感しました。
結局つるはし(鍬?)を借りて掘り上げました。
もっと早く借りておけばよかったです。
でも苦労した甲斐あって、この日掘られた中でダントツで一番大きいタケノコでした!(当社比)
イベント当日まで、「まだタケノコが出てきていないかもしれない」と言われていましたが、いざ実際に竹林を探索してみると、たくさんのたけのこが地面から顔を出していました。
1本でも見つかればいいと思っていましたが、蓋を開けたらこんなに大豊作でした!
タケノコ掘りで竹林整備
今回のタケノコ掘りで、他のご家族はきちんと整備された竹林の方でタケノコを次々と見つけていましたが、我が家はあえてバッティングを避けようと整備されていない方の竹やぶでタケノコを探し、結果1本しか見つけられませんでした。
ちゃんと整備された木漏れ日の入る竹林の方がタケノコの出がよかったのか。
それとも整備されている竹林の方が明るく見渡しもよくタケノコを探しやすかったのか。
いずれにしても、きちんと整備された竹林の方がタケノコ堀りはしやすいと思います。
それからタケノコ堀りは、とにかく道具が大事です。
今回私が用意したような小さなスコップでは、硬い竹の根が張り巡らされた竹林でのタケノコ掘りは無謀と言わざるを得ません。タケノコ掘り専用の鍬があるくらいなので、きちんとした道具を揃えてから臨みましょう。
またタケノコを掘って食べることが、竹林整備・維持にも繋がり、放置竹林の問題への取り組みにも繋がることが分かりました。
これからも毎年家族でタケノコ掘りを楽しみながら、竹林整備に関わっていこうと思います。
続く。