Googleラーメン・2022年1月

2022年になりました。Google先生のラーメンに対する関心がどんなに薄れようとも、わたしはぽつぽつとラーメンを食べ続け、その写真を使ってGoogle画像検索していくつもりです。お酒も大好きなので、心おきなく外食外飲みできる日が早く来てくれることを願っています。

それではこちらのラーメン店から。

「らーめん もかすけ」さん(函南町)

国道136号線に「蛇ヶ橋(じゃがはし・じゃがばし)」という橋があります。むかしこの橋のたもとに英国車「ジャガー」のディーラーがあって「ジャガ橋のジャガー」なんていうステキな状態が何年も続いていました。

そんな蛇ヶ橋を南へ渡ってちょっと行ったところにあるのがこの「もかすけ」さん。おそらく一番人気の「鶏白湯らーめん」の写真でGoogle画像検索をしてみましょう。

安定と信頼の「スプーン」です。

「類似の画像」にはゆでたまごの姿が目立ちます。こんなに特徴的な物体に興味を示さないなんて、Google先生はおかしいよ。

お次は「しょうゆラーメン」です。レンゲをより強調するように置いてみました。

こんどは「スープスプーン」。どこまでも無機物ファーストです。

さて、伊豆箱根鉄道に「伊豆仁田(にった)」という駅があるように、函南町は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出てくる「仁田忠常」ゆかりの地です(お墓もあります)。

ドラマで仁田忠常を演じるのはお笑いコンビ「ティモンディ」の高岸さん。見事な体躯と「やればできる!」のバイタリティそのままに劇中でも大活躍して欲しいものです。

「麺屋 みのまる 三島店」さん(三島市)

函南町と川を挟んで向かい合う三島市安久地区の、地元の人しか通らないディープな道沿いに昨年オープンしたこちらの店は、今や「伝説の名店」とまで称される「藤堂」さんの流れをくむお店だそうです。

本店は厚木で、その三島店としてかつて「藤堂」さんがあった場所からも近い所にオープンしました。

メニューを見たところ「塩ラーメン専門店」と言えるのかも知れません。ということでこちら「塩らぁめん」でGoogleラーメンを実行してみます。

いまひとたびの「スプーン」です。

「スプーン」「スープスプーン」「スープン」「スプ―スープン」「プーチン」「ラスプーチン」…個々の文字でも文字のかたまりでもゲシュタルト崩壊してきちゃいました。

次は「ゆず塩らぁめん」です。ゆずを使ったラーメンといえば「藤堂」さんの「冬月」というラーメンのバランスが見事だったなあ…岡ひろみには負けますが、わたしもかなり藤堂さんが好きでした。

レンゲを乗せずに画像検索してみると…

そうです、レンゲが目立たいときは「ボウル」になるんですよね。

さて、この三島市安久も源頼朝とはこんな縁があるそうです。

三嶋大社を崇敬していた頼朝は、大社の例祭には必ず参拝すると誓っていました。しかし鎌倉からは遠いため、安久に住む7人の農民に命じて交代で代参させました。

彼らは「在庁(ざいちょう)」または「頼朝(らいちょう)」と呼ばれ、源頼朝と同じ征夷大将軍の装束で代参していました。

代参に使われていた、安久から青木に北上し間眠神社(まどろみじんじゃ)横から大社へ向かう道は「在庁道(ざいちょうどう)」「頼朝道(らいちょうどう)」と呼ばれていました。

この代参は明治時代まで行われており、安久の長福寺西側には在庁を世襲した多呂家の屋敷があったと言われています。青木以南の在庁道は拡幅され国道136号となり今では面影がありませんが、間眠神社付近に当時のルートが残されています。

引用元:歴史の偉人ゆかりの地5 在庁道(ざいちょうどう)、頼朝道(らいちょうどう) (源頼朝3)  (平成24年8月1日号)|三島市

「安久に住む農民が頼朝の代理で三嶋大社へ参拝していた」…恥ずかしながら知りませんでした!

かつて「藤堂」さん「まる井」さん(清水町へ移転)と共にラーメン激戦区を形成していた「鈴福」さんと「田ぶし」さんは今も健在。「みのまる」さんが加わったことで、この安久地区がまた盛り上がりそうですね。

どうなるGoogleラーメン

それにしても…以前「ラーメンの写真で店名まで特定できた」ことは夢だったのかなとさえ思えるGoogle先生の無気力無関心。ラーメン屋さんが心込めて作ってんだ、どんなスプーンもボウルも、食べ物を乗せてナンボじゃないのかね、誠意って何かね?

「こんな」画像検索結果にみなさんの貴重な時間を使わせるのも申し訳ないので…これからは今回のようなミニ情報を盛り込んで行こうかな…何か考えます!ことしもよろしくお願いします。