もうすぐ東日本大震災から丸10年が経とうとしています。JP21では、ことしも震災によって亡くなった方や遺族の方、被害に遭われたすべての方に思いを重ねて火を灯すためのキャンドルを作りました。
今回挑戦したのは「青空ゼリーキャンドル」。ガラスびんの中で、青空にぽっかり浮かんだ白い雲を表現したキャンドルです。
おもな材料は、透明なジェルワックス(下の写真左)と白いパラフィンワックス(右)。ほかにボーティブキャンドル、染料、ローソクの芯、ガラスびんを使いました。
まずは、IHクッキングヒーターにかけた鍋に透明なジェルワックスを直接入れて、液状になるまで温め続けます。
液状になったらブルーの染料を溶かし入れます。「青空の青」をイメージしながら入れる量を調節(その写真を撮り忘れている…)。
色がついたらバットへ流し入れます。冷えるとキレイにはがれるので、超気持ちいいです♪
次にそれを指で細かくちぎっていきます。これが「青空の素」になります。まだやわらかいので互いにくっついてしまいますが、あとからまた簡単にちぎれるので、気にしなくていいでしょう。
こんどは「白い雲」作り。こちらはペレット状の白いパラフィンワックスを温めて溶かしていきます。雲をより白っぽく仕上げるために、芯を抜いたボーティブキャンドルも加えて溶かしました。
といっても液状になると無色透明になってしまうのですが、ここでひと工夫です。
そこそこ冷えてくると、液体の感触にやや手ごたえが出てきます。そのタイミングで割りばしなどを使って空気を入れるように撹拌し、メレンゲ状に白く泡立てていくのです。これが「白い雲の素」になります。
次はガラスびんの内側の肌に白い雲の素を貼り付けるようにしていきます。
適度に雲が散りばめられたらびんの中心にローソクの芯を立て、先ほどちぎっておいた「青空の素」を入れていきます。そんなにぎゅうぎゅうに詰め込むまなくても大丈夫です。
白い雲の素と青空の素を入れ終わったら、別に温めて溶かしておいた透明のジェルワックスを注ぎ入れます。透明なワックスで白い雲と青空のスキマが埋まることにより、雲と空が安定。色合いもよりくっきりしてきますね。
ローソクの芯が傾いたり端の方へ寄ってしまった時は、乾くまで割りばしなどで支えてあげましょう(またしても写真を撮り忘れている…)。
溶かし入れた透明のジェルワックスが固まったらできあがり。たくさんの青空に浮かぶ白い雲ができあがりました♪
あす、このキャンドルに火を灯します。10年は単なる数字の節目に過ぎませんが、みなさんにとってどんな10年だったでしょうか。これからはどんな毎日にしていきたいですか?