10月下旬のある週末、子どものお友達家族からお誘いいただき、サツマイモ掘りに行ってきました。
この街に住み始めて約8年たちますが、ご近所にサツマイモ掘りができるところがあるとは知らず新たな発見です。
以前、これまた近所のハウスでいちご狩りをしたことがあったのですが、その時と全く同じ展開。相変わらず地元のことを何も知らない私でありますが楽しんできました。
実はお芋ほり経験豊富です
サツマイモ掘りは3~4年ぶりだったのですが、実はその前は嫌というほどやってきました。
というのも、ママの実家で畑をやっていて、かつては頻繁に帰って手伝っていたからです。サツマイモも当然のごとく毎年作っていて、苗を買って畑を耕すところからやっていました。
毎年植える苗の本数は50本ほど。一つの苗から4~5個は収穫できるのでなかなかの量になります。(食べきれない分はご近所に配るのですが、お返しにその倍野菜をもらうのでまたまた配ったりしてました)
そんなわけで子供達も上の子はそこそこ経験をしてきているので手慣れたものです。さっささっさと掘っていきます。その様子を見て、おお!ちゃんと覚えているねとちょっとうれしくなりました。
贅沢な時間を失っているかも
それにしても、随分と長いこと実家で畑をやってないなあとふと思い出しました。一番上の子が生まれる前や生まれてしばらくの間は、多い時は2週間に1回くらい帰省して土曜日の朝から晩まで、日曜日も昼まで畑を耕したりしました。
それが、子供が少しずつ大きくなって習い事を始めて週末が忙しくなり徐々に帰省の頻度が減っていき、今ではお盆や年末年始くらいしか帰らなくなりました。
ばあばも年々畑仕事がきつくなってきていたようで、徐々に規模も縮小。今は本当にできる範囲だけでやっている感じです。
畑仕事は正直大変だったけど、あの時の週末は本当に充実していました。畑を耕して苗や種を植えて、草刈りをして収穫をして。その間子供達は気が向いたら畑を手伝うし、あきたら畑に連れてきた犬と一緒に虫やカエル、蛇を探し回ってどろんこになって遊んで(決して触らないのですが)。
その夜に食べる取れたての野菜の味は最高です。あれ以上美味しい野菜はないかもしれません。
今考えるとすごい贅沢な時間だったのですね。
子どもにはいろんなことにチャレンジしてもらいたいと思い、あれこれ習い事をトライさせてみたのですが、いずれも楽しんで取り組んでいるみたいなのでこれはこれでいいと思います。
ただ、それによりとっても貴重な機会を逃しているのかもしれません。
我が子に本当に体験してほしいこと、また家族にとってかけがえのない経験をどこかで気づかないうちに手放していないか。失っていることに気づかずにいないか。
たまにふと振り返ってみることも大切なのかもしれません。
またみんなで土をいじりに帰ろうかな。