家で過ごすゴールデンウィーク

ゴールデンウィークまであとわずか。例年通りであれば、帰省や旅行などの外出に向けて準備が増える時期ですが、緊急事態宣言が発令された今年は違います。

外出自粛は現時点では5月6日までとなっているものの、解除の時期は不透明。先日視聴したテレビによると、約100年前に流行したスペインかぜの教訓をもとに1度収束した後も第2第3波とウイルスの波がやってくる可能性もあるそうです。「外出」においてこの先も気が抜けない状況が続くのかもしれません。

1日でも早く収束させるために、まず考えたいのはゴールデンウィークの過ごし方。命に関わる問題でもあるため、休み期間中も慎重な行動を心掛けたいと思います。

ゴールデンウィークは何する?

遠方とは毎年どこかしら外出していた我が家のゴールデンウィーク(と言いつつもたしか昨年はどこにも行っていない)。今年は外に出ない状態で、どこかに行った”気”になるには?について考えてみました。

VRを駆使して行った気に

最近は旅行業界でもVRを活用した映像体験を楽しめるサービスが充実してきました。観光協会のPRのためだけでなく、旅行会社(商品説明時に提供する旅行先の下見体験)、老人ホーム(レクリエーション等を目的として高齢者に向けた旅行の疑似体験を提供)などの場所で活用。また旅行先で360度カメラを起動し、自宅にいる家族等へリアルタイムで映像を届けるといったサービスも登場しています。

そのような充実具合の中「無料」かつ「手軽」なサービスを探してみたところ、Google Earthで世界一周気分を味わう以外に、今回の連休対策として使ってみたいと思ったのは以下サービスです。

広島県の宮島観光協会が配信。静止画のため臨場感は動画よりも劣るものの、スポット毎にわかりやすく説明がされているのは観光協会ならでは、だと思います。きつい坂道を上がることなく弥山(みせん)の山頂まで行くこともできます。

こちらはハワイ州観光局が配信。コロナの影響で旅行することができない方のためのキャンペーン「おうちでハワイ」では多数のコンテンツが並びます。

ひたすらVR動画を流し続けるだけでも気分が上がります。

幅広い分野のVR動画を取り扱っている360Channelが配信するトラベル動画。日本各地の観光名所に行った気分を味わえるので、全部視聴してしまいそうな勢いです。

宿を応援

現実的に今回のゴールデンウィーク中の宿泊は難しいですが、コロナ収束後に宿泊することを約束して事前に代金を支払いできるサービスも出始めてきています。

客足が減り苦しんでいる宿が多い中、こうした取り組みがもっと広まってほしいと思います。

サービスを利用して宿を応援することや旅番組等を観ながら次の旅行先を想像するだけの連休でも案外面白いかもしれません。

外出を最小限にしながらも、これまでにないゴールデンウィークの過ごし方について考えていければと思います。

今年は休止になった本栖湖の富士芝桜まつり。また再開できることを願っています。