自閉っ子の「いつの間にか」

娘は最重度の知的障害を伴う自閉症スペクトラム。でも、毎日てんてこ舞いの暮らしの中「そういえば、いつの間にか○○できるようになってるね」ということがたくさんあった2019年でした。

「ひとり」にできるようになった

以前は誰かがくっついていないと不安になって怒る・自傷行為を始めるのが常だったので、朝の支度で忙しい時も必ずわたしかママどちらかが娘のそばにいないといけませんでした。

しかし、ことしの春休みぐらいからでしょうか、娘を朝ベッドに残したままにしてもほとんど大丈夫になりました。

娘が既に目覚めている時はわたしかママのどちらかを「朝ごはんもってこいよ」的な表情でベッドから押し出します。こちらはまだ眠いのにしつこいです(+_+)。

やがて寝室に残ったもうひとりも「手伝ってこいよ」的な表情で押し出すのです(^_^;)。ごはんを待っている間はテレビを見ながらひとりで待てます。

晩ごはんのあともひとりにできます。以前は時々一緒にソファーに座ってかまってあげないといけませんでしたが、これも春ごろからは絵本を見たりiPadをいじったり、けっこう落ち着いてソファーの上で過ごすことができるようになりました。

これまではとにかくひとりが拘束されるし、どうしてもひとりにせざるを得ない状況の時はたとえ30秒でもすごく焦っていたのでストレスとプレッシャーの連続でした。そんな時間が減ったのはとてもうれしい変化です。

状況に合った言葉が出るようになった

・ごはんを見て「おいしそー」「いたーだーき」
・何か頼みたい時「パパ!」「ママ!」「おーいで!」「あけて!」「なに!」
・人と別れる時「さようならー」

などなどその時々の場面に合った言葉が出ることがあります。意味は分かっていないのですが「自分がこういう時にこう言われている」みたいな関連性を覚えてきたみたいです。

エレベーターやタクシーで「あ、すいませーん」と言ったりするので、しゃべれると思われているかも知れません(^^♪

あと悪いことをしたときには自分から先に「ほんとにもー」と言ったりします。これは優れた作戦です(^_^;)

召使いとしての「パパ!」ですが、うれしくて駆け付けてしまう(^_^;)

「輪っか」なしで靴を履けるようになった

これまでは靴の後ろの「ベロ」にさらに紐を通して「輪っか」を作り、それを引っ張ることで靴を履いていましたが、その輪っかなしで履けるようになりました。

2学期を迎える時、試しに上履きを輪っかなしにしてみたところ、指を突っ込んで履けるようになったのです。

外靴も同様。ただしジャストサイズの靴だと指が入りづらくてちょっと難しいかな?

美容院も大丈夫になった

そこ引っ張るから髪の毛が入っちゃうんだよう

何度かお知らせしているように美容院にも慣れて、ケープも着てくれるようになりました。

ただしイスには座ってくれず、相変わらず美容師さんが追いかけまわしながら切ってくれています(^_^;)

お弁当を食べるようになった

保育園の頃から去年まで、お弁当をほとんど食べてくれませんでした。

冷めたのがイヤなのかな、と療育保育園の時には「保温ジャー」タイプのお弁当箱にしてみましたが、ほぼ「一切」と言っていいほど食べてくれませんでした。

小学校に上がって給食はモリモリ食べるようになったのに、月に1回程度あるお弁当の日はあまり食べてくれず。

運動会や学習発表会など親と一緒に食べるお弁当もあまり食べてくれなかったのでママはその度に凹んでいましたが…ことしはこの通り!

おとといも学習発表会で一緒にお弁当を食べたら、わたしたちの分も横取りしながらわたしたちより先に食べ終わっていました。ろくに噛んでない(^_^;)

お店のテーブル席で座っていられるようになった

介護用のお箸(バネで戻るトング型)で上手に食べるよ。

これまで外食は基本的に「個室のあるお店」「知り合いのお店」に限られていましたが、最近は座敷やボックス席の「隅っこ」に娘を追い込んで(笑)おけばなんとか座っていられるようになりました。

とはいえ食べこぼしも多いし、おいしければおいしいで「拍手(うれしいと激しくなる)」が止まらなくなるし(^_^;)、近くの方をガン見したりするのでヒヤヒヤすることばかり。

でも「きょうも座っていられたね!」の確率がだいぶ高まってきました。

趣味は乗馬ですけど何か?

次回は初夏かな

こちらも何度かご紹介しているようにホースセラピーにも慣れてきました。ただしうちの娘以外はみんなひとりで乗れます。うちはまだまだ無理だなあ…。

注射もできるよ

2回目の注射を終えたあと。余裕です。

どんなに暴れるかと覚悟していたインフルエンザの予防接種。しかも子どもは2回打たなくてはいけません。

病院に特別な配慮をしていただいてほぼ待ち時間なしとはいえ、「タイマー付きの絵カードアプリ」を使って「注射のあとはチョコミントアイスだよー」と言ったところ、ゴネながらも暴れずガマン。笑顔でスーパーに向かったのが1回目。

2回目も同様に絵カードアプリを見せると、なんとケラケラ笑いだし自分から進んで病院の中へ。注射のあともゴキゲンで謎の歌を歌っていました。

へえー、爪切り(削り)のごほうびに設定しているチョコミントアイスで注射もOKなんだ…。来年からもこうだといいなあ(*^-^*)

「いつの間にか」VS「いつの間にか」

この1年間で身長が10センチも伸びた娘。こうして挙げてみるといつの間にかできることがすごく増えていてびっくり!2019年は「飛躍の年」でした。

しかしまあ、うまいことばかりではありませんで…「いつの間にかこれがダメ」もいくつかあるんです。それはことし最後になる次回で愚痴らせてください(^^)/