【復興支援ツアー2019レポート】被災地の「今」と「魅力」を伝える旅 by cha_chan

K-PORT

気仙沼湾に面した一角に、K-portというオシャレなカフェがあります。このカフェは俳優の渡辺謙さんと、元妻で女優の南果歩さんが震災後に夫婦で立ち上げたお店です。

K-portの「K」は気仙沼の「K」、絆の「K」、心の「K」、謙の「K」から、K-portの「port(港)」は気仙沼が「港町」であるところから名付けられたようです。

3連休ということもあり、この日は大勢の若者客でお店は満席でした。

ここK-portには、謙さんからお客様に向けて毎日FAXで心温まるメッセージが送られてきます。もちろん過去のメッセージも見ることができます。

唐桑半島ビジターセンター

唐桑半島ビジターセンターは、気仙沼中心部から東に車で30分程の唐桑半島の先端にあります。こちらの施設では東日本大震災の映像やパネル展示が多数設置されています。事前に予約すれば無料で施設のスタッフの方がガイドをしてくださいます。

まず最初に案内していただいたのは、全国で初めて津波の疑似体験をすることができる「津波体験館」です。昭和59年に誕生したこの施設は、津波を映像、音、振動、風を組み合わせ、最先端技術で津波を再現。東日本大震災後にはその映像も取り入れ、さらにリアルな体験が可能となっています。

スタッフさんからの事前説明では、小さなお子様にとっては、リアルに再現された津波体験が防災教育に役立つ一方で、怖い、トラウマになるとの意見もあり、賛否両論があるようです(我が家の息子と娘は大丈夫でした)。

この後、三陸復興国立公園にも指定されている唐桑半島の景色を眺め、川柳を一句読む予定でしたが、時間が押してしまい辺りはすでに真っ暗・・・。そんなわけで、残念ながらこちらで川柳を詠むことはできませんでした。

2日目のツアーが無事終わり、3日目のツアー地の陸前高田の宿にレンタカーで移動。当然子供たちは爆睡です。

3日目(11月4日)

早いもので、この旅も最終日を迎えました。今日は半日かけて陸前高田を語り部さんと回ります。

陸前高田市の被害状況

死者数    :1,557人
行方不明者数 :202人
家屋倒壊数  :4,046棟

2019年11月4日 現在

高田松原津波復興記念公園

語り部さんとの待ち合わせ予定の「陸前高田のうまいもの たがだ屋」さんは、今年8月28日に発生した大雨の浸水により休店され、今秋にオープンしたばかりの「道の駅高田松原」へ移転していました。

そのため、新しくできたばかりの道の駅へ向かうことになりました。