竹を使ったドーム型ビニールハウス制作の第三弾です。
前回は家にあるものだけで簡単測量を実施しました。その中で、新たな問題がいくつか見つかりました。
当初の予定では、前回見つかった問題点の検討と、スタードーム設計書の作成を行う予定でした。ところが、ここで大きな問題が発覚しました。スタードーム制作の要である竹の切り出しがこの時期には不向きであることが分かったのです。
竹の伐採時期
「今の時期は竹を切り出さない方がいい。」
竹の切り出しとスタードーム制作の話を大工のお義父さんにしたところ、まさかの返事が返ってきました・・・。お義父さんが言うには、「この時期の竹は水分をたくさん吸ってるから腐りやすい」とのこと。
義父は大工ですが、自分で製材もします。木材に精通している義父の言葉に間違いはありません。インターネットで検索してみると、何人かの専門家も同じようなことを書いていました。
・春、夏は竹の水揚げが盛んな時期で腐りやすい
・春、夏は養分もたくさんあり、樹液が多くなり虫が入りやすい
では、竹の伐採の最適な時期はいつかというと、秋口から冬までの期間のようです。この時期は竹が休閑期になり、水揚げが止まり樹液も少なくなるので、腐りにくく、虫も付きにくくなるそうです。
「木六(きろく)竹八(たけはち)」という言葉があることも今回初めて知りました。旧暦の頃の言葉ですが、「木は6月に、竹は8月に切るのがよい」という意味だそうです。現在の暦にすると、竹の伐採時期は9月がよいということになり、秋口からという先ほどのインターネット情報にも一致しています。
計画を大幅修正!
竹をこの時期に切り出さない方がいいことはよく分かりました。しかし、すでに乗りかけた船。秋まで何もせずじっと待つことはできません。息子もビニールハウスの完成を楽しみに待っています。
何か良い方法はないかと模索している中、義父からとある提案がありました。
「竹のドームハウスでは飛びやすいし、風当りの強いこの家には不向きではないか。木を使って八角形のハウスを作ったらどうか。今はアルミだけど昔はハウスは全部木で作っていた。」
そもそも(正)八角形が書けないと作れないと言われ、分度器がないためインターネットを駆使し書き方を調べましたが、よく分かりませんでした(汗)(しかも八角形のハウスがどんな形状になるのかも、まったくイメージが湧きません・・・。)
仕方ないので、試しに廃材を切って八角形を作ってみよう、という話になりました。
幸い、木材については義父の作業場にいくらでも余っているし、工具や作業道具もバッチリ揃っています。ただ、義父は地元では引く手あまたの大人気な大工で、何年も先までお客様の予約が入ってしまっています。
「身内の仕事は後回しになるため、10年先になるよ。」と、いつも妻が笑いながら、言っています。さすがに10年は待てません。GWがちょうど始まるタイミングだったため、イチかバチか「明日、お願いします。」と言ってみたところ、OKの返事がもらえました。
そんなわけで、スタードームハウス制作から八角形型ハウス制作に急遽予定変更となりました(汗)
レッツ、エンジョイDIY!?