アスペルガー症候群、AD/HD(注意欠如/多動性障害)、LD(学習障害)のトリプル発達障害の作者が、日々のやらかしネタを自虐的に表現した書籍です。
普通では考えられないことを、毎日のようにしでかしている著者を傍から見ると、発達障害のことをまったく知らない人は、おそらくものすごく天然な人のように見えるのではないかと思います。
こちらの書籍では、著者の発達障害の特性や独特の考え方、感じ方が書かれているため、本人は決してふざけているのではなく、しっかり理由があって行動していることが分かります。
周囲にいる人が被害を被ることも多々ありますが、そういった理由が分かるだけで、発達障害の人の見方が変わるのはないかと思います。
また普通の人であれば、落ち込んでしまって人には絶対に話せないようなことも、持ち前の性格で漫画形式で面白おかしく表現されており、発達障害を知るうえでとても読みやすい書籍でした。