人生初の疲労骨折(ランニング)

10月14日に「東北・みやぎ復興マラソン2018」が開催されます。

私も完走を目指して日々練習に取り組んでいましたが、ランニング中に疲労骨折をしてしまったため、マラソンに参加できなくなってしまいました。とても残念です。今回の私の失敗談を皆さんに知っていただき、くれぐれも怪我のないよう楽しく練習に取り組んでもらえればと思います。

疲労骨折の診断までの経緯

先日、会社仲間とのランニング後に左足の甲に痛みが残りました。妻に「何か左足腫れてない?」と聞かれましたが、自分ではただ浮腫んでいるだけだと思い、「そう?」と答えただけで何もしませんでした。

実は2年ほど前、長男が骨折をしました。その際、転んで腕を打った箇所が数日間腫れが引かず、病院に連れて行ったところ「完全に折れてますね~」と骨折の診断を受けたことがありました。

今回、私の場合も1週間ほど経っても足の痛みが消えず、足の腫れも引きませんでした。「これはもしや・・・」と思い、整形外科でレントゲンを撮ったところ、『疲労骨折(左足中足骨骨折)』との診断を受けました。

疲労骨折とは?

疲労骨折とは骨に疲労が蓄積されることが原因で起こる骨折です。同じ動作を繰り返し行ったり、体の一部に軽い衝撃が継続的にかかることで、ひびが入ったりひどい場合には完全な骨折につながることもあります。

アスリートに多い原因として、短期間に集中的なトレーニングを行ったときに生じることが多く、最初は運動時のみの疼痛が見られ、進行していくと安静時にも疼痛が発生します。

引用元:疲労骨折とは?原因や予防方法について解説 | POWER PRODUCTION MAGAZINE(パワープロダクションマガジン)

医師の診断によると、左足中指と薬指の間に一か所、左足側頭部に一か所、計二か所が骨折しているとのこと。骨膜が剥がれて骨が削れてしまっているような状態だそうです。そして先生の衝撃的な一言。

先生:「これ、一か月以上前に折れてますね・・・」

そんなに前から疲労骨折していたなんて、全然気づきませんでした。先生から「相当痛かったでしょ?」と聞かれましたが、「?」でした。上記のリンク先に書かれていますが、疲労骨折は自覚症状のないまま進行している場合もあるようです。少しでも痛みを感じたら、早めに病院で検査してもらった方がいいです。

その後、治療はかかりつけの整骨院で診てもらうことになり、レントゲン写真をもらって整骨院に行きました。

整骨院では骨折箇所の温熱療法と電気治療、マッサージやテーピングなどをしてもらいました。先生から、「疲労骨折を早く治すためには、とにかく足に負担をかけないこと」と言われました。現在、週3回整骨院に通って治療を続けています。

大きな勘違い

今回の疲労骨折に対して、私は大きな勘違いを1つしてしまいました。

医師から一か月以上前に折れていると伝えられたとき、「(1ヶ月以上経ってるということは、その分は治ってるから・・・もうすぐ治るかも!)」と安心してしまいました。

よく考えたら、そんなわけありませんでした。あくまで安静にしていたら良くなりますが、その間ランニングだけでなく、一日一万歩のウォーキング、筋トレ、ストレッチ、縄跳び(三重跳びの特訓)など、激しい練習を続けていました。悪くなることはあっても、良くなるはずがありません。

この勘違いに気づくまでに、かなり時間がかかりました(汗)

疲労骨折は足に負担をかけ過ぎることで発症するため、逆に足に負担をかけないようにすることが、症状を改善する一番の治療方法なのです。

疲労骨折の原因

疲労骨折再発防止のため、自分なりに疲労骨折の原因を考えてみました。

1.靴底が薄いシューズでランニングをしていた

スポーツ用品店でランニングシューズを見ると、フルマラソン完走ペースごとに種類が分けられています。例えば、「2時間台」、「5時間台」のように。「タイムは早い方がいいに決まってるよね」と自分は迷わず、2時間台の靴底が薄く、軽いシューズを選択しました。まずここから失敗でした。

足が出来上がっていない初心者は、長距離のランに足が耐えられるよう、靴底の厚い5時間台や6時間台の、クッション性の高いシューズを選ぶのが賢明です。最近のシューズは靴底が厚くても十分軽いようです。一番いいのは、知識のある店員さんに聞いて自分にあったシューズを選んでもらうことでしょう。

2.体が硬く歪んでいる

もともと体が硬く、さらに骨盤が歪んだ状態でランニングをしていたのも原因の1つだと思います。今回ランニングをしていて、左ひざの裏が痛くなることが多かったです。疲労骨折の場所も左足だったので、体の歪みで左足に集中して負荷がかかっていたのではないかと思います。

体が歪んでいる方は、整骨院などで骨盤矯正をしてもらってから、本格的にランニングを始めることをおススメします。

また整骨院の先生曰く、自分は右腿と比べ、左腿の方が細いようです。腿が細いと膝の少し下あたりに負荷がかかるとのこと。ただ走るだけでなく、スクワットをするのがいいとのことでした。

3.ランニング前後のストレッチ不足

ランニング前後には必ず念入りにストレッチをしましょう。特にランニング後のストレッチが重要のようです。プロは、ランニング後のストレッチに時間をかけるそうです。自分は走り終わった後、しっかりストレッチをしていませんでした。

4.夏バテによる栄養不足

今年の夏は異常な暑さでした。休日にランニングする際、気温の低い早朝と夕方に走れば良いのですが、事情があって高温警報が出ている日中に長距離のランニングをすることが多かったです。そのため、夏バテ気味になってしまい、食事が喉を通らず、水分ばかり摂取していました。

栄養不足からくる疲労骨折

たんぱく質に含まれるコラーゲンはカルシウム・リン・マグネシウムなどのミネラルが組み合わされて骨の強度・弾力・耐性を作り出しているので、不足すると骨自体がもろくなり、骨折のリスクが高まります。

引用元:疲労骨折とは?原因や予防方法について解説 | POWER PRODUCTION MAGAZINE(パワープロダクションマガジン)

マラソンの練習は食事の栄養面も十分に注意する必要があることを実感しました。

知人に骨折の話をしたところ、早く骨折を治すために、必要な栄養が取れるサプリを紹介してくれました。ファイバープロテインという繊維状のタンパク質が骨折に効くようです。自分は1日2回、ファイバープロテインを摂取しています。

効果的な応援方法とは

今回、疲労骨折でマラソンは走れなくなりました。また足の状態が十分でなく、長距離を歩くと痛みが出てしまう可能性があるため、応援のためマラソン会場に行くこと自体が難しい状況になってしまいました。

実際に現地で応援することはできませんが、一緒に練習を頑張ってきた仲間たちを応援したい、そんな思いで効果的な応援方法とは何かを調べてみました。

1.知らない人や小さな子供たちに応援してもらう!

マラソンにはたくさんの人が応援に駆けつけます。そんな中で一人で声を出して応援しても、レースに集中しているランナーに気づいてもらえないこともありそうです。そこで自分の周りにいる人たちに、自分の仲間が来たら一緒に「〇〇、頑張れ~~!!!」と応援してください、とお願いすることで知らない大勢の人に応援してもらえます。

特に小さな子供たちからの声援はランナーにパワーを与えてくれると思います。小さな子供たちの集団の近くに陣取ると実現できそうです。

もちろん、自分も周りにいる人たちが応援するランナーを一緒に応援しましょう!
何だか、応援が楽しくなりそうです。

ランナーはゼッケンやウェアに「〇〇県から来た〇〇です!応援してね!」と書いておくと、きっと知らない人からも、たくさんの声援をもらうことができるでしょう。

2.ロッキーのテーマ曲を流す!

こちらは、会社の方から教えていただいた情報です。色々なマラソン会場でロッキーのテーマを流しているおっちゃんが出没しているようです(笑)。もうフラフラで倒れてしまったときにロッキーのテーマが流れてきたら、また立ち上がって走り始めることが出来そうですね!

3.ツキを呼ぶ魔法の言葉を使う!

「フルマラソン完走できました(ちゃーちゃん(私)の分まで)。ありがとうございます。」

こうなりたいと思っていることを、過去形にして感謝の気持ちを言葉にすると、その思いが実現できるという魔法の言葉があります。努力と感謝を円で表して、2つを近づけていくと、重なった部分が幸運になるそうです。この言葉を読んで、ぜひ完走のイメージを持って走ってもらえたらと思います。

みんな、頑張れ!!そして何より楽しんで走ってきて!!