小さな命と触れ合う夏

友人とセミ取りをしたことをきっかけに、苦手だった虫が大好きになった息子は毎日毎日セミ取りをしています。昨年は採ったセミを逃がす(手放す)ことができず、死なせてしまうこともありました。

今年は友人たちと「メスはたまごを産むから逃がして!」と、お互いに声をかけ合いセミ取りをしています。

遊びを通して、命の大切さを自然と学んでいるようです。

カブトムシの「完全変態」!!

幼虫からさなぎになり、成虫になることを「完全変態」と言うそうです。息子のおかげで知った言葉です。

今年はカブトムシの幼虫をいただき、さなぎになるところを見ることができました。また成虫をつがいでいただき、放しがいにしたカブトムシのメスが、カーテンに産卵するという珍事もおきました。

とにかくカブトムシが大好きな息子は、幼稚園から帰ると手のひらにのせて「かわいい、かわいい」と、なでまわすのが習慣になっています。

カブトムシのたまごから話は広がり環境問題へ

カーテンに産卵したたまごが幼虫になり、これをきっかけに「もしカブトムシが森からいなくなったら」をテーマに息子と環境問題について話をしました。

カブトムシの幼虫は主に朽ち木や落ち葉を食べます。幼虫はふんをして、それを土に還します。幼虫のふんは微生物も豊富で、栄養も豊富だそうです。栄養豊富な土壌になることで、木が生いしげり、実をつけます。その実や葉を小動物が食べ、生命をつなぐことができます。

たった1匹の幼虫からたくさんの命へつながっていきます。たった1匹がいなくなっただけで、つなげなくなる命があることを、息子はとても興味深く聴いていました。

いただいたカブトムシは、自宅から離れたところで産まれたので、自然の中には放せないことも話しました。同じカブトムシでも、地域地域で少しずつ異なるため、自然に放すことはその地域にもともといるカブトムシを絶滅させてしまう恐れがあるからです。

小さな昆虫から生と死を学ぶ

昆虫はちょっとした加減で簡単に潰れてしまいます。ご飯を与えなければ死んでしまいます。昨日まで元気に飛びまわっていたのに、次の日には静かに土の上で動かなくなっています。ひと夏の間に、たくさんの生と死を目の当たりにします。

「生きている先には、必ず死があるということ」

「何のために生きているのかということ」

「死んだ先には何があるのかということ」

「命はどうやって繋がれていくのかということ」

小さな命と触れ合うことで、生と死を学ぶことができます。