ある週末のいちご狩り体験
とある週末の日曜日のお昼前、「今からいちご狩りに行こう!予約も取れたし」と妻が言い出しました。
私は「えっ?今から?」と思わず反応してしまいました。
私の家の近くにはいちご狩りができるところなどなく、これまでは車で1時間やそれ以上かけて隣の県まではるばる果物狩りにでかけていたので、いつも行くような農園まで行ったら、一体帰りが何時になるの?明日仕事なのに・・・、と思った次第です。
いいからいいからと諭され、諦めて子どもたちを乗せて妻の誘導に従い車を走らせると、なんと15分でいちご狩り会場に到着です。
「私も知人から聞いたんだけど、こんなところにイチゴを栽培しているハウスがあるなんて知らなかったよね!」と妻。
これには子どもたちも大喜びです。
練乳をくれましたが要らないくらい甘くておいしかったです!(そういえば、3月など人気のシーズンはイチゴの苗も疲れてしまうので、むしろ少し時期をずらしたほうが美味しいんですよ、って以前お邪魔したハウスのおじさんが言ってたっけ)
そのハウスのある場所はしょっちゅう通る道から一本入って少し行くだけ。本当にびっくりしました。(でも、看板なんかも一切出てないから、知らないと気づかないよ!とも思いました。)
よく考えてみると、同じような経験を「牧場」でもしています。
自分は神奈川に住んでいるのですが、観光牧場といえばやっぱり千葉のマザー牧場や静岡のまかいの牧場など有名所を思い浮かべますし実際に足を伸ばすのですが、そこまで行かなくても、愛川町の「服部牧場」や横須賀市の「関口牧場」などもっと近くにあることに最近気が付いたのです。
(さらには、最寄りの牧場は家から車で約10分・・・。灯台下暗しというよりも、もはや自分のアンテナの性能を疑うレベルです)
神奈川県にはのべ35年以上住んでいますが、いまだ行ったことのない町もあります。ですから、知らない観光地もまだまだあるはずです。
今回のいちご狩の件を通じて、もう少し子供達と一緒に地元の楽しいスポットを発掘していこうと思いました。その一つ一つの積み重ねが子供達の地元を好きになる動機になり、ひいては郷土愛にもつながっていくのではないかと思います。
もしかすると、自分は子供の頃にそういった体験が少なかったため、あまり地元のことに関心がなかったのかもしれません。子供達にはそうなってほしくありません。
いつか子供達が県外出身のお友達に、地元の、神奈川の魅力を聞かれたときに、胸を張っていくつも挙げられたらなんと素晴らしいことでしょうか。そして、そんな人が町中にたくさんいたら、そこはきっと誰もがうらやむ魅力的な街になっていると思います。
次の週末はどこへ出かけますかね。子供達の方がどこか楽しい場所を知っているかもしれません。聞いてみようかな。