地元大学とのお祭りを通じた交流がもたらすもの

私が住む家から歩いて5分くらいのところに大きな大学があります。
その大学で先日学祭が開催されました。

地元に溶け込んだ行事

その大学では毎年春と秋の2回、学祭が開催されるのですが、我が家の子供たちも楽しみにしていて、毎回家族で遊びに行きます。

たくさんの屋台や、ダンスにボイスパーカッションといったパフォーマンスが繰り広げられ大いに盛り上がります。

そんな中うちの息子は必ず鉄道旅行研究会のブースに行き、壮大なスケールのNゲージを数時間見続けるのが毎度のお決まりです。(さすがに長すぎると思うのですが・・・)

どこにいっても学生のお兄さんお姉さんがやさしくしてくれて、子供の喜ぶ姿を見ていると我々親もほっこりしてしまいます。

この学祭ですが、地元でも完全に定番のイベントとして認知されていて、地域イベントの年間スケジュールを決めると時にも大いに考慮されます。「この週だと学祭とかぶるよ。ずらさなきゃ。」といった具合です。

日程をずらすもう一つの理由

尚、日程をずらす理由はもう一つあります。

この付近では、地域の町内会と大学の交流が比較的活発で、地元のお祭りに大学生たちに出店してもらったり、逆に町内会運営の店舗を学祭に出店したりと交流が続けられています。

そのため、日程が重複するとお互いが参加できなくなってしまうのでこの辺は注意が必要です。

地元のお祭りに大学生たちが来てくれると、なんだかすがすがしい風を持ち込んでくれるので雰囲気も変わり盛り上がります。だから極力来てほしいと考えます。
(ちなみにこの前のお祭りでは、イケメンの大学生に小学生の女の子たちがぴったりマーク、という光景が繰り広げられていました)

長く続く交流のおかげで・・・?

そんな交流が功を奏してなのか、この大学の人達は卒業後もこの辺りに住む人が少なくないように感じます。

私の周りにはこの大学の卒業生といった人が実に多いのです。(地味に私の妻もその一人)

そういった知人に、なぜこの辺りに住んでいるのか話を聞いてみると、山の上の盆地とか元ゴルフ場とかとりあえずこの地域の悪口を言うのですが、なんだかんだで気に入ってそのまま住んじゃったんだよね、という人が多いです。

就職先や親戚の有無など、もちろん人それぞれに住む理由があるとは思いますが、地域と大学間における長く続く交流により、作り上げられた良い関係も好影響を与えているのでは、と勝手に考えています。

こういった人が今後も増え続け、子供たちの世代まで、また更にその先までずっとこの地域を盛り上げていくことができれば本当に素晴らしいことではないでしょうか。

そのためにはそこに住む人、関係する人すべてがその地域を好きになって「この地域のために何かしたい!」と自発的に、みんなで楽しくわいわい取り組んでくことがすごく大切だと思います。

飲食店ブースの休憩スペースにて。我が家のようにくつろぎました。