紅葉見に行こうよう、秋の夜長にベアレンビール 文人との出会いの巻 ~行きあ旅ばっ旅~

盛岡城跡公園から歩いて徒歩数分

紅葉を見終わり、盛岡城跡公園の近辺を散策。旧岩手銀行本店を見学しながら、もりおか啄木・賢治政俊寛へ。

歩き疲れた。喫茶あこがれで一休み。店員さんの気品ある笑顔とあたたかい珈琲に癒された。

喫茶あこがれのメニュー

盛岡 材木町 よ市 2017 40年の歴史ある市場

べアレンビールじっくり飲み in 菜園マイクロブルワリー with Kitchen

醸造したてのべアレンビールが飲める!

生ベアレンビールをじっくり楽しむことができた。料理もどれもこれもおいしい。特に杜仲茶ポークは柔らかくて優しい味。なんでも杜仲茶の葉を食べて育った牛さんだそう。今度杜仲茶にお肉をつけて柔らかくなるか実験してみたくなった。

行きあ旅ばっ旅を終えて

今回も、行きあ旅ばっ旅から学べることがたくさんあった。あえて何も決めないで行けば、思いもよらない場所、思いがけない世界と出会える。

自分の関心を超えた、無関心だったけれど味のある世界。石川啄木も、新渡戸稲造も、終戦へ導いた米内光正海軍大佐(第37第総理大臣)も、盛岡出身。宮沢賢治は盛岡高等農林学校出身だ。啄木は没26歳、賢治は37歳、その短い一生を重厚な時間とともに生きていただろう。

26才で亡くなった啄木。私たちはその3倍も生きることができる。この忙しい社会、あれもしなければ、これもしなければならい、こうするべきだ、ああするべきだ、あれも欲しいこれも欲しい。

時間があると小さな理想と小さな不満に焦点があたるけれど、小さなことにとらわれず、せっかく先人たちより多くいただいた時間、もっと力を抜いて、前だけを向いて生きたい。

そして、べアレンビール醸造所やベアレン直営レストランを訪れて感じたのは、あの人身事故から立ち上がったベアレンは、まだ答えを出す過程なのかもしれない。答えなんてないように思う。人の命の意味は年月を経たからと言って出せるものではない。

ただ、ベアレンビールは社員同士の絆の大切さ、心から「仕事を楽しむ」ことを知っていると思う。ベアレン社員のみなさまの笑顔がそれを教えてくれた。天国に行ったら、笑顔で亡くなった社員へよき報告ができるように。

私も、笑顔で仕事がしたい。そして、いつか天国に行ったら、交通事故で亡くなった先輩に会って笑顔で仕事の報告がしたい。

仕事をしたくてもできなくなった先輩の分も、私たちが精いっぱい仕事を楽しもう、だから安心して天国から見守っていてほしい。