先日、自分の住むマンションで行われた敬老のイベントについての記事を書きました。
そのイベント以降、「よそでは敬老のお祝いってどんなことしてるんだろ?」となんとなく気にしていたところ、先日開かれたマンションの役員会で配られた一つの記事がふと目に留まりました。
それは、「横浜市内100歳以上高齢者のお祝いについて」という内容の紙でした。
今年度に100歳を迎える、または101歳以上の市民の方にお祝いの品を届けるというもので、対象となる方々の人数を見てびっくり。
今年度100歳を迎える市内の方は679人、更に101歳以上になる方は1200名を超えると書いてあります。
自分の周りには100歳を超える、もしくは超えたという知り合いが1人もいないので、想像以上の人数でした。
母方の家系は比較的ご長寿が多く、祖父は約90歳、曾祖母は98歳まで人生を謳歌しましたが、曾祖母以上の方がこんなにいるとは、ちょっとうれしい驚きでした。
そして、その下に書いてある横浜市の最高齢のおばあちゃんの年齢を見て再度びっくり。1901年生まれで今年115歳になると書いてあるではありませんか!
1901年というと・・・
このデータはあくまで横浜市内のもの。横浜市だけでこのレベルであるならば、全国的にはご長寿の方がどれくらいいらっしゃるのだろうと非常に気になり始めたため、どきどきしながら調べてみたのですが、このおばあちゃんは現時点で世界でも2番目のご長寿であるらしいことが判明。少しホッと(?)しました。
※ちなみに最高齢の方は116歳で、これまた日本人女性でした。日本の女性強し!
1901年というと、第1次桂内閣の年で、アメリカの大統領はルーズベルト大統領。足尾銅山鉱毒事件の対応に田中正三氏が奮闘していた年です。
そして、このおばあちゃんが生まれてからこれまで、実にのべ86人もの内閣総理大臣が誕生しています。
戦争もたくさん経験しているし、生きるのに必死だった時間も長く経験されていると思います。そんなことを考えてみると、ただただ尊敬の念が湧いてきます。
ご長寿は子供たち同様に宝です
よく「子供は人類の宝」と言います。それは、これからの世界を担って行く人たちですから当然です。ただ、これまで一生懸命生きてきてくれたご高齢の方たちも、子供たち同様に人類の宝であるのは間違いありません。
我々が想像できないような辛い体験も無数に経験してきていると思います。その時代時代を懸命に生きてきてくれたからこそ今の自分たちがあるわけです。
そういった方々がこれまでのように、またこれまで以上に輝いてもらえるように、みんなで支えていくのはごく自然のことであるはずです。
家の近所に住む Iおばあちゃん。「私みたいな老いぼれはもう時期いなくなるんだから気にしないで」みたいなことをおっしゃるるけど、そんなこと言わないでいつまでも長生きしてくださいね!あなたはこの世界の、そしてうちのマンションの「宝」なのですから。