4/3、ベスト8に勝ち上がった加藤学園は準々決勝に進出。富士球場で富士高校と対戦しました。富士高校は県内屈指の進学校として有名ですが、スポーツも盛んです。特に野球部は過去に春1回、夏1回甲子園に出場しています。しかも富士高校からはプロ野球選手が4人も誕生しています。元ジャイアンツの投手、渡辺秀武さんはプロ19年で118勝もした大投手です。
朝から激しい雨のため、9時に試合開始予定だった準々決勝第1試合は予定時間から大きく遅れて11時に試合が始まりました。春季大会が始まってからずっと後攻めだった加藤学園。準々決勝は初めての先攻です。私は加藤学園は典型的な先攻向きのチームだと思っています。しりあがりによくなる投手陣は少しだけ立ち上がりが心配です...という面もありますが、1番の雨宮くんの出塁率がとても高く(数字はわかりませんが第1打席の出塁率はかなりのものです^^)、2番がバントでランナーを送って3番4番で得点を挙げるというケースがとても多い加藤学園。ならばいきなりリードして守りにつく方がいいですよね。ピッチャーも気持ちが楽になるでしょうし、相手にもプレッシャーを与えることができます。これが加藤学園の理想のかたちだと思います。
頼れるキャプテン雨宮くんの存在
加藤学園はキャプテンの雨宮くんがチームを引っ張ります。広角に打ち分ける抜群の打撃センス、守備範囲の広さ、捕ってからの早さ、肩の強さ、どれをとっても文句なしですね。とてもバランスのとれた選手です。ぜひ1度見てもらいたい選手です。たとえ試合で1本のヒットも打たなかったとしても、1試合見ればいい選手だということがわかる選手です。ここ最近だけでいうなら、私が見た中でそんな選手は県内では静岡高校の鈴木将平くんくらいですね^^
加藤学園 001 001 203 2 | 9
富士 021 020 200 0 | 7
※延長10回
この日は6打数4安打。3点差を追いかける最終回は先頭打者として打席に立ちましたが凡退。2番長谷川くんのヒットから3点を奪い同点にすると9回からはピッチャーとしてマウンドに上がりました。そして延長10回、自らのバットで決勝点を叩き出しました。10回裏は3者三振に抑えてゲームセット。激しい打撃戦は幕を閉じました。
初戦は圧勝、3回戦はコツコツと点を積み重ねて勝利。そして準々決勝は終始先行される展開のなか、粘り強い野球で追いつき激戦を制しました。今の加藤学園はいろいろな戦い方ができるのが強さですね。
4/9準決勝、4/10決勝
明日9日に準決勝、10日に決勝戦が行われます。加藤学園の準決勝の相手は初戦で優勝候補の飛龍を破り勢いに乗る三島南。打撃好調の加藤学園は1番の雨宮くん、4番の芹澤くんに注目。
そして第1シードの日大三島はエース中川くんと目下急成長の2年生サウスポー海野くんの2枚看板。打撃の方は湿りがちですが、海野くんの変化球のコントロールは絶品です。一方の知徳も平林くん、2年生の森伊くんの両サウスポーが安定しています。日大三島と知徳の試合は投手戦が予想されます。
県大会出場校決まる!
各地区でベスト8に残った24校は県大会出場が決まりました!
県大会は4/29から始まります。抽選日は4/22です。
[東部] 日大三島 加藤学園 三島南 知徳 富士 伊豆総合 富士宮北 沼津東
[中部] 静岡 静清 東海大翔洋 静岡商 常葉橘 藤枝明誠 島田商 島田樟誠
[西部] 常葉菊川 掛川西 袋井 聖隷クリストファー 浜松工 掛川工 浜松修学舎 菊川南陵
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過去の甲子園伝説の試合から最近のものまでいろいろ。地方大会は静岡県の大会を中心に書いています。