初戦を大勝した加藤学園。今日3回戦の先発は加藤学園の2枚看板の1人、『ライアン今瀬』こと今瀬くん。
ノーランライアンのように足を大きく上げるダイナミックなフォームから力強いボールを投げるピッチャーです。
ノーランライアンはメジャーの奪三振王、メジャーで通算300勝以上挙げた大投手。ライアン投法は日本のプロ野球でも東京ヤクルトスワローズの小川泰弘投手が取り入れています。
ノーランライアンの足を大きく上げる投げ方や野茂投手のトルネード、伝説のピッチャー沢村栄治さんの足を大きく上げる投げ方は野球をあまり知らない人にとってはお客さんを喜ばすパフォーマンスのように見えるかもしれませんが、実は大きな利点があってやっていることなのです。。トルネード投法は現ソフトバンク、沖縄県の興南高校出身の島袋投手、沢村栄治さんの投げ方は元巨人軍の西本聖さんが取り入れていました。
ライアン投法について説明しましたが、実は...今瀬くん、冬を越して投球フォームを変更、ライアン投法は封印しました。
なぜって?それは大会中なのでちょっと理由は言えません。。。っていうか理由知りません^^;
初回を1点に抑えられたのが大きい
初回、緊張からか先頭バッターにいきなりヒットを打たれたあと制球定まらず連続四球で無死満塁にしてしまいました。一歩間違えば大量点献上という場面、4番打者にレフト犠牲フライを打たれ1点を許したものの、そのあとは相手のミスに助けられこの回は最少失点に抑えました。今日の今瀬くんは立ち上がり少し心配しましたが要所要所で味方の援護もあり、尻上がりに本来のピッチングを取り戻しました。
終わってみれば5安打完投。4回から8回までの5イニングは3者凡退4者連続三振を含む6奪三振。フォアボールも初回の2つのみでした。
県大会出場決定!
加藤学園は点を取られてもすぐ取り返したところが一番よかった点でしょう。
点を取られたあとも落ち着いていました。これは秋から比べると大きく成長した点だと思います。そして3回に飛び出した3番渡辺くんの裾野球場の場外に消える特大逆点ホームランが大きかったですね。
初戦は大勝ちしましたが、どちらかというと、今日の試合のようにコツコツ点を重ねていくのが加藤学園の野球。
何よりもスクイズを含む5つの犠打は「らしさ」がしっかり出ていたと思います。
富岳館 101 000 002 | 4
加藤学園 012 120 01X | 7
勝った加藤学園は今日の準々決勝は富士球場で富士高校と対戦します。
富士高校はかつて甲子園にも出場したことがある野球の強豪校です。
県内屈指の進学校でありながら、昨年秋の東部大会では優勝した日大三島と準々決勝で対戦。8回まで4-4の大接戦を繰り広げています。
東部5位で出場した県大会でも初戦を勝ち上がるほどの実力ある学校。
強豪校が相次いで敗退している今大会ですが加藤学園らしい野球ができればここも大丈夫でしょう。
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過去の甲子園伝説の試合から最近のものまでいろいろ。地方大会は静岡県の大会を中心に書いています。