前回の話でご紹介したイグアスフォールズ。この世界最大の滝を見るためにブラジルのフォズ・ド・イグアスに滞在した際、隣接するパラグアイのシウダー・デル・エステへ行ってきました。
目的はショッピング。デジタルカメラが欲しかったのです。
いったいなぜ、デジカメを?と言いますと、実は日本から持ってきたデジタルカメラの調子がガラパゴス諸島あたりから悪くなり、電源を入れると時々エラーメッセージが表示されて使用できなくなっていたのです。
そんな時は何度か電源を入れなおしたり、叩いたりすると撮影できるようになったのですが、次第にエラーの頻度が高くなり、かなり強くしかも何度も叩かないと動かなくなってきたのです(時にはまったく撮影できないことも・・・)。使えなくなるのは時間の問題のように思えました。
そのような理由で新しいものが必要だったのです。しかし、問題なのはその値段。
今はわかりませんが、当時の南米で売られていたデジカメはやたらと高いのです。場所にもよりますが日本の3倍くらいだったと思います。そのころ、カメラは写ればいいとしか考えていなかったので、高価なものを買う気にはなれませんでした。手頃な値段のカメラは売っていないだろうかと、大きな街を訪れると探していたのです。
デジカメを求めて南米の秋葉原へ
そんな時、旅の途中で知ったのが南米の秋葉原とも呼ばれるパラグアイのシウダー・デル・エステの電気街でした。街は免税特区に指定されているために外国製の電機製品が南米屈指の安さで手に入ると評判で、多くの人が隣接するフォズ・ド・イグアスから買い出しに行くのです。
そこでフォズ・ド・イグアスを訪れた際にシウダー・デル・エステへデジカメを探しに行こうと考えていたのです。
ブエノスアイレスから夜行バスに乗りフォズ・ド・イグアスに着くとデジカメを探しにパラグアイへ。これまで絶景や遺跡などを求めていろいろな国に行きましたが、買い物をするためだけに訪れるのは初めての経験です。
宿を出ると国境へ歩いて向かいます。2つの国は川で隔てられており、1本の橋で結ばれていました。
橋を渡り切ったところが南米の秋葉原!とりあえず1軒の店に入ってみます。気になる値段はと言うと・・・
格安です!日本の電機店と比べると品数は少ないように感じられたものの、値段は近いものがあります!!
他にもお店をあたってみると、同じ品物でも価格は店によってまちまちでした。値段交渉をしながら数軒回った後、一番安かった店でコンパクトデジカメを買いました。本物か偽物かはわかりませんが、ニコンのCOOLPIXです!値段はおよそ200ドル程度。ついでにメモリカードも購入です。
お目当ての品を手に入れると店を出て昼食を取り、とても満たされた気持ちでフォズ・ド・イグアスへと戻ったのでした。
<「【世界一周の旅・南米編 Vol.17】食と文化の街・ブエノスアイレス☆」 へ続く>