あちこちで話題になっている話だが、今日9月14日の「参議院平和安全法制特別委員会質疑」のテレビ中継がエグい。
昨夜のNHKスペシャルで、山本太郎議員が番組内でNHKに対して「公共放送を名乗る資格はない。安保特別委員会での、くれぐれも生中継お願いします」と迫ったのも迫力があったが、今日14日のNHKは「参議院平和安全法制特別委員会質疑」の生中継を入れていた。しかしよくみると中継予定は17時まで。委員会は通常18時まで行われる。ということは17時以降に質問に立つ議員による質疑はカットされるということ。NHKの番組案内によると、午後に質問を行う議員は以下の10人。
「参議院平和安全法制特別委員会質疑」
~参議院第1委員会室から中継~
(民主党・新緑風会)大野元裕
(公明党)山口那津男
(維新の党)片山虎之助
(日本共産党)山下芳生
(日本を元気にする会・無所属会)山田太郎
(次世代の党)和田政宗
(無所属クラブ)水野賢一
(社会民主党・護憲連合)福島みずほ
(生活の党と山本太郎となかまたち)山本太郎
(新党改革・無所属の会)荒井広幸
議席数の関係で「生活の党と山本太郎となかまたち」の質問は最後から2番め。ということは、みごとにカットされてしまうというわけ。
これに対して山本太郎議員がつぶやいた。
人の生き死にに関わる戦争法案の審議と大相撲。どちらか選べと言われたら、どんなに相撲が大好きでも戦争法案の審議を選ぶんじゃなかろうか。相撲は録画で見ても結果が変わったりはしない。でも、国会中継は大切なところがカットされたり編集されたりするかもしれない。(しかも強行採決があるとされる今週はずっと大相撲枠!自民党と民主党と公明党あたりまでしか中継されないかもしれない)
いまは、生で見られることが大切な時。昨日のNHKスペシャルで3回しか発言の機会がなかった山本太郎議員の最後の発言をハフィントン・ポストから引用。
「強行採決をやるっていったら、それは、生中継が入るといったらできない。有権者にそんなところ見せられないでしょ。だからこれは生中継する必要があるんです。有権者への裏切り行為、その瞬間を生中継しないなら、公共放送を名乗る資格はない。安保特別委員会での、くれぐれも生中継お願いします。受信料を払っている皆さんのために」
引用元:山本太郎氏、国会中継しないNHKに皮肉 「受信料払う価値あるわぁ」【安保法案】| The Huffingtonpost
NHKの劣化と腐朽が酷すぎる。