初夏の楽寿園に行ってきました♪

楽寿園

京都のとある名園と言われても信じてしまいそうなこの庭園。静岡県三島市にある楽寿園です。

楽寿園は明治23年、明治維新で活躍した小松宮彰仁親王の別邸として作られ、現在は市立公園として三島市が管理運営しています。JR三島駅の前に位置しているにも関わらず、中に入ると緑の豊かさを感じることのできる憩いの場です。広さは72,768平方メートル。サッカーのフィールドにするとおよそ10個分ほどの大きさです。

ゴールデンウイーク前の先月25日、新緑があまりに美しかったので写真を撮りに行ってきました♪

楽寿園の「駅前口」

楽寿園の入口は2ヶ所あります。電車で訪れた人に近くてわかりやすいのが「駅前口」です。三島駅南口の前にある道路を渡った場所にあります。

ちなみに下の写真が正門。駅南口前から伸びるようにある坂道を2、3分下った所にあります。今の季節は新緑がとても鮮やかです♪

楽寿園の「正門」

楽寿園は大きく分けて、「どうぶつ広場」、「のりもの広場」、「ふれあい広場」などの小さなお子さんと一緒に楽しめる複数の広場があるエリアと、国の天然記念物及び名勝に指定されている美しい庭園が広がるエリアがあります。

今回散策したのは後者の庭園の区域です。「駅前口」から中に足を一歩踏み入れると駅のすぐ近くとは思えないほど緑に溢れています。

この日は晴れ。ただし、うっすらとした雲が太陽にかかっていることが多く、時折、雲の切れ間から初夏の日差しが差し込んでくる天気でした。

快晴とは言えなかったものの、緑が綺麗でした

庭園エリアの中心には「小浜池」があります。ただし水はありませんでした。かつて、池の水は一年を通して枯れることはなかったそうですが、昭和30年代ころから上流にある工場などが地下水を汲み上げたことにより水量が減ってしまったとのことです。そのため、現在では水のない日がほとんで満水となるのは6、7年に1度ある程度だそうです。

とはいえ、水がない光景には枯山水(※小石などはありませんが)のような趣があり、魅力を感じました。

小浜池。水がないのもこれはこれで魅力を感じます

ちなみに前回、小浜池が水で満たされたのは2011年9月下旬。次回の満水時を楽しみに待ちたいと思います♪

訪れた時期はちょうど藤の花が見ごろ迎えていました。小浜池にある小島のひとつに藤棚があり、綺麗に咲いていました☆

1時間ほど園内をのんびりと散策した後、初夏の楽寿園を後にしました。

楽寿園は職場の近く。今後も四季の移ろいなど、同園が見せる様々な魅力をご紹介していきたいと思います♪

楽寿園・駅前口

参考WEBサイト

Text & Photo:sKenji