この男の名前はご存知だろうか?
彼は1980年代を中心に活躍した元メジャーリーガー。
1978年にデビュー、11年目の1988年ついにその年のメジャー最高年俸選手へとのぼり詰める。
年俸トップになるまでの10年間の彼の成績はこんな感じだ。
え?この成績でかよ!
そう思いませんでしたか??
もしホームランバッターだったら。。。もしも毎年30本も40本も打っているんだったら最高年俸、あるかもしれませんね。
ではホームランはこんな感じです。
10年間の通算打率は.238。3割を超えたのは1度だけ。
10年間のホームランは13本。しかも年俸トップになるまでの2年間は1本も打っていない。
そんな男がなぜ、メジャーリーグNo.1年俸になったのか。。
そう、彼こそが
『守備だけで1億円プレーヤーになった男』と呼ばれた守備の名手だ。
'85 '86 '87ア・リーグ3年連続の首位打者のウェイド・ボッグスよりも、
'84 '87ナ・リーグ首位打者で5年連続3割のトニー・グウィンよりも、
'86 '87ア・リーグ2年連続最多勝ロジャー・クレメンスよりも、
ナ・リーグ奪三振、防御率の2冠王のノーラン・ライアンよりも、
ナ・リーグ本塁打、打点の2冠王アンドレ・ドーソンよりも、
そして、、、
ファミスタ92でもおなじみ、あのオークランド・アスレチックスのホセ・カンセコよりも'88彼は高い年俸だった。
華麗すぎる守備は『オズの魔法使い』と呼ばれた
史上最高の遊撃手 オジー・スミス
その守備は入団3年目の1980年から13年連続でゴールドグラブ賞を受賞する。
バッティングに比べて守備は評価が低い!?
今、守備だけでこれほど評価されている選手がいるだろうか。
ほとんど見当たらないのではないだろうか。
アトランタ・ブレーブスのアンドレルトン・シモンズは守備で評価されている数少ない1人だと思う。
アンドレルトン・シモンズ 好プレー集
動画はどれも簡単にさばいているように見えるけど難しい打球ばかりだ。
そして何よりも彼のものすごい肩に注目してほしい。
2013年、年俸5,000万円から2014年には7年総額5800万ドルで契約した。
こんなショートがいたらピッチャーは頼もしいだろう。
オジー・スミスは多くの野球ファンに夢を与えてくれた
オジー・スミスは19年間の選手生活で打率こそ.262と平凡といえば平凡な数字で終わるが、積み重ねた安打は2460。盗塁580は立派な数字だ。カージナルスの背番号『1』は永久欠番になっている。
自分の得意分野に徹底的なこだわりを持ち磨きに磨き抜いた結果、180センチ68キロというメジャーリーグではけっして大きくない体でも十分やっていけるということを証明してくれた。