尖閣諸島の新たな証拠

外務省ホームページに新証拠アップ

外務省|尖閣諸島について(2015年3月)

上の地図が、昨日(3/16)外務省ホームページにアップされた内容です。

何の地図かというと、中華人民共和国国家測絵総局が作成した「中華人民共和国分省地図」の1969年版です。

平たく言うと、中国において日本の国土地理院にあたる機関が作成した1969年版の地図に、尖閣諸島が「尖閣群島」として、日本の領土として(沖縄の一部として)示されている地図ということです。

外務省の資料をぐっと要約しますと、1969年に「台湾の北東20万k㎡に世界でもっとも大きな油田となる可能性の大陸棚がある」との国際連合アジア極東経済委員会(現在の国連アジア太平洋経済社会委員会の前身)の学術調査の結果が報告され、それから急に中国は、尖閣諸島の領有権を主張しだし、下のように教科書の地図の改ざんを行ったわけです。

外務省|尖閣諸島について(2015年3月)

相変わらずの何でも有りっぷりです。

それでも、中国側の専門家は「当時出された地図は、日本で作られた地図のコピーだから中国が尖閣諸島を日本の領土として認識していたとする証拠としての意味は無い。」と反論する。

日本の国土地理院にあたる中華人民共和国国家測絵総局が作成したとする地図が、日本で作られた地図のコピーと言い切るわけだ。著作権も何もあったもんじゃない。

しかし当の中国側から日本のコピーだと言われた時の、この妙な説得力は何でしょう。コピーじゃないと言われるより、コピーだと言われた時の説得力は本当に凄いです。

著作権を犯していなくても、犯したと、エネルギー資源のためなら言いかねない。

耳の大きな猫のくに「石景山遊楽園」

ja.wikipedia.org

もともと著作権という概念があってないのが中国ですからね。上の写真はあの有名な「石景山遊楽園」です。そうです、北京市にある公営の遊園地でありながら、ミッキーやドナルド、プーさん、白雪姫と七人の小人、ドラえもん、キティーちゃんたちが勢揃いしていた公園です。

東京ディズニーリゾートでも、サンリオピューロランドでも実現出来ないオールスターぶりでした。

さすがに、怒ったディズニー社が著作権侵害で告発したため、「耳の大きな猫」と説明していたミッキーたちディズニーファミリーは、今はいないようですが、その代わりにセーラームーンやエヴァンゲリオン、とっとこハム太郎やコードギアスなどの顔ぶれがアトラクションに描かれているそうです。

「地図くらいコピーするさ」と開き直ることくらい『無問題(モーマンタイ)』でしょう。
腹立つわ。