今や高校生でも150キロ以上のボールを投げる。
日本ハムファイターズの大谷翔平投手は高校3年の夏の岩手県大会準決勝で160キロを出した。
プロに入ってからも162キロを記録して現在のプロ野球界最速の男と言われている。
見る限り確かに速い。
がしかし、、速いんだけど、数字ほど速く見えないというのが正直な感想。。。
プロ野球を夢中で見ていた頃、ジャイアンツで大活躍していた江川卓。
とにかく彼のボールは速かった。なにせプロの選手がなかなかバットに当たらないのだから。。。
当時の彼の映像を見返してみた。やっぱり速い。
しかしながら表示されているスピードガンは142キロくらいから148キロくらいだ。
数字以上に速く見えるということなのかな
1982 江川卓 8 完封14奪三振 ホップしてる? 再UP版
実際これくらいだったんだよという人もいれば、当時はスピードガンが導入されたばかりだから正確ではないという人もいる。
逆に今の球速表示は関係者が球速をねつ造しているなんていう人もいるくらいだ。
確かに球場によってスピードガンの表示が全然違う。
立浪和義は以前に『神宮は9キロ増し、甲子園は6キロ増し』と言ったこともある。
江川自身高校時代が一番速かったと言っていたがどのくらい速かったのだろう。
彼の記録を見る限り相当なものだったことは間違いないと思う。
よく初速と終速があまり変わらないボールがポップするように見えて速く感じるとか言われる。
阪神からメジャーに行った藤川球児とかがそれにあたるのではないかと思っている。
彼のホップするようなボールは本当に速く見えた。
清原和博に藤川球児のストレートは『ぼくが20年見た中でナンバーワンです』とまで言わせた。
野茂英雄や伊良部秀樹と戦ってきた男がそういうのだから相当なものだろう。
ではもっと昔の選手はどうだったんだろう。
400勝投手の金田正一や17歳という若さでベーブ・ルースやルー・ゲーリッグから三振を奪った沢村栄治はよくこの手の話になると名前が挙がる。
もう何年も前だがテレビで『沢村栄治のボールは何キロだったのか検証する』みたいな企画をやっていたのを見た。
これはピッチングマシーンで球速をどんどんあげていって、ネット裏から沢村栄治を知る青田昇と千葉茂が検証するというものだった。
どんどんスピードをあげていっても一向に首を縦に振らない2人。
そしてあるところまであがったときに2人して『これだ!沢さんのボールは!』と言ったのを覚えている。
はっきりは覚えていないんだけど、たしか165キロくらいだったと思う。
沢村栄治は165キロか。本当のところはどうだったかわからないけど、それほど速かったということだろう。
実際誰が一番速かったかはわからないけど、今も昔もスピードにこだわるスタイルは見ていて気持ちがいいということかな。
_______________________________________○『かっとばせ!野球部!』 ~We Love 野球!
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