鮭のエキスが詰まったご飯に、鮭の身とはらこ(イクラ)をたんまり載せたはらこ飯。東北を代表する郷土料理です。とくに亘理町のはらこ飯は超有名♪
東北の地で、仮設住宅に暮らすおばあちゃんたちと健康農業を続けているNPO法人ロシナンテス。今日もすてきなニュースがFacebookに掲載されていたので、引用してご紹介します。
【健康農業 亘理いちご畑】
今日のお昼ご飯は豪勢です。
「いつもあんだだちに上げ膳ばっかり食わしてもらってっから、今日はオラたち作ってかせっから!」と、亘理いちご畑に参加するおばあちゃんたちの愛情たっぷりお手製はらこ飯をいただきました!
「みんなで食べると美味しいね~!」
藩政時代から伝わる亘理町の郷土料理・はらこ飯。
「食べたいと思っても、じいちゃんと二人じゃ食べれない。こうやって大人数で食べるからうまいんだなぁ」
そういいながら、いつもの2倍もの量を 完食したおばあちゃん。
すごいっ\(◎o◎)/!
去年に続いて今年も作ったはらこ飯。
「また来年だな!」
1年先の約束だけど、もう次のこの季節が楽しみです。
おばあちゃん、ご馳走様でしたっ!!
「食べたいと思っても、じいちゃんと二人じゃ食べれない。こうやって大人数で食べるからうまいんだなぁ」ってところ、じーんときます。
ロシナンテスの健康農業は、スタッフが仮設住宅までおばあちゃん達を迎えに行って畑へ移動。ラジオ体操して、農作業して、お茶っこして、また農作業して。畑仕事ではおばあちゃん達が先生です。農業経験も人生経験も豊富なおばあちゃん達だから、作物のことでけじゃなく、いろいろなことを教えてもらえます。そんな感じで楽しく午前中の畑仕事を終えたらロッシ―ハウス(民家を1軒貸してもらったロシナンテスの東北拠点です)に移動。みんなでお昼ご飯を食べるのです。
健康は、病院やお薬ではなく、そんな日々からやってくる。おばあちゃん達といっしょに農作業をしていると、そのことが実感できるのです。
太陽の下で体を動かす。子供か孫くらいに年の離れたスタッフやボランティアの人たちとたくさんお喋りする。人生について教えてあげる。そして大人数で食卓を囲む。たまには歌ったり踊ったりもする。
この日のはらこ飯は、そんな健康な毎日をいっしょに過ごしているロッシー達への、おばあちゃん達からのプレゼント。いいな~と素直に思ってしまいます。
もうすぐ亘理町でも、仮設住宅から復興公営住宅などへの転居が始まります。そうなると、仮設住宅でできた仲良しさんと会うことも難しい、新しい環境で暮らすことになります。もう一度ゼロからコミュニケーションを築いていくのは大変です。
ロシナンテスはおばあちゃん達が仮設住宅から引っ越した後も、自宅まで車で迎えに行って健康農業を続けていくそうです。
まっすぐにがんばるロシナンテス。ぜひその活動を知ってもらい、ひとりでも多くの人に応援してもらえたらいいなと思います。
はらこ飯をみんなで囲む笑顔いっぱいの写真は、こちらのFacebookからぜひ!
ひとりはみんなの為に みんなはひとりの為に