・おもしろさ…… 9
・ エロ度 …… 7
・ 芸術度 …… 9
・ 妄想度 …… 6
・買いたい度……10 ◆合計 41 点
【コメント】
これが出版されると知った昨年、僕は「先を越された」と思いました。僕自身、学生時代から良いなぁと思っていただけに、実際にこういう写真集が出版され、ビジネスが成立してしまったことに悔しさを覚えます。「肩さげカバンのひもが胸の真ん中をとおり、服を押さえつけることで胸のラインが強調される」という素晴らしき状況。
タイトルが素晴らしいですね。胸の“パイ”に、肩さげカバンのひもを“/(スラッシュ)”と表現し、「パイスラッシュ」。さすがの僕にもここまでのネーミングセンスはありません。負けを認めます。
3位:妄撮(講談社)
・おもしろさ…… 9
・ エロ度 …… 8
・ 芸術度 …… 7
・ 妄想度 ……10
・買いたい度…… 8 ◆合計 42 点
【コメント】
近年のフェチ写真集ブームの先駆けとも言える作品かも知れません。私服姿と水着姿で同じポーズを撮影し、破くと中が……という、思春期の中学生のような発想。絶妙なツボを押している気がします。無名モデルでは無く、磯山さやか、川村ゆきえ、スザンヌといった有名どころのグラビアアイドルを起用していたあたり、さすがは大手出版社。派生作品も多数あるようで、かなりの気合がうかがえます。
「妄想×撮影=妄撮(モーサツ)」という造語のタイトルも、ズバッとキてますね。1000年後の古文で、高校生たちが「妄撮」をどう訳すか気になります。
2位:びしょびじょ(マイウェイ出版)
・おもしろさ……10
・ エロ度 …… 9
・ 芸術度 …… 8
・ 妄想度 …… 8
・買いたい度……10 ◆合計 45 点
【コメント】
美女をびしょびしょにしてしまうという『びしょびじょ』。フェチとしては、透けた下着にドキドキしたりすべきなのでしょうけど、なんだかそれを超越している気がします。もはやアートです。「芸術は爆発だ」とか言いますけど、それに通じるものを感じます。晴れているのに水がぶっかかってて、コント臭も感じられます。読み手によって楽しみかたが違ってくるのかも知れません。大したポテンシャルですよ、これ。
とりあえず撮影が超楽しそう。正直、混ざりたいです。
1位:ドアノブ少女(アスペクト)
・おもしろさ……10
・ エロ度 …… 8
・ 芸術度 ……10
・ 妄想度 …… 9
・買いたい度…… 9 ◆合計 46 点
【コメント】
「一心不乱にドアノブを舐め続ける」という新しすぎる作品。よくわかりませんが、ムショーにゾクゾクします。何が良いって言葉では言い表せません。ただ、心の奥底が「素晴らしい」と言っています。
ツイッターでの小さなやりとりが発端というこのコンセプト。それが、次第に話題を集め、こうして一冊の本になったわけですから、多くの人々の共感を得たのでしょう。偏ったはずのフェチシズムが市民権を得たワケです。いやいや、これすごくないですか。
僕の中では文句なしの1位です。感動しました。
まとめ
いかがだったでしょうか!
これだけ見てきたワケですが、正直疲れました。妄想が捗ってこそフェチシズム。しかし、モノによっては「妄想する前に理解することが必要」だと痛感しました。とは言え、こういう発想力、妄想力に関しては日本人は天才じゃないかとすら思えます。
頭の中でいかにストーリーを描けるか。
日本が漫画大国として君臨し続けるのもわかる気がします!
色々なフェチ写真集がありましたが、しかし、僕の好きな「ほっぺた」の写真集に関してはまだ見かけませんでした。ほっぺた……良いのになぁ。
ん?
これはもしかするとビジネスチャンスなのかも知れない……!