夏間近!梅雨の間に予習しておきたい「島に行きたくなる本」10選

【紹介される島々】
軍艦島、八重千潮、沖ノ島、大久野島、魚釣島、新城島、諏訪之瀬島、煙島、鷹島、東京湾海堡、府戸島、怪島、南大東島、船島、奄美大島、屋久島、八丈島、瓢箪島、竹島、淡路島、宝島、六島、与那国島、隠岐諸島、瓜生島、竹生島、大神島、喜界島、相島、鶴島、女木島、御所浦島、硫黄島(鹿児島)、仁右衛門島、嶮暮帰島、舳倉島、佐柳島、笠佐島、彦島、飛島、瀬戸内海全域、瀬底島、姫島、悪石島、宮古島、青ヶ島、波照間島、甑島、福江島、久高島、犬島、ヤガンナ島

8.瀬戸の島あるき: 地図で旅する香川沖26島

●著者:ROOTS BOOKS ●出版:西日本出版社

こちらは一転、旅行ガイド寄りの本です。地元女性ライター4名が、瀬戸内海の島々について紹介してくれます。国内の島々の中でも、瀬戸内海の島々はあまり馴染みが無いかも知れません。有名と呼べるのは小豆島くらいではないでしょうか。

ですが、牛に、土器に、アートに・・・と、読み進めるうち、瀬戸内海の島々ならではの魅力がじわじわ伝わってきます。島と島との移動はそれほど難しくなく、島々もたくさんあるので、26島全部まわってみたい!なんて思わされてしまいます。それほど内容は難しく無く、瀬戸内海の島々について詳しくなくともさらっと読めちゃいます。

【紹介される島々】
香川沖26島

9.島で暮らしたい!東京都下の南の島で、スローライフを実現するためのノウハウ

●著者:川口正志 ●出版:彩流社

「もういっそ島に住んでしまいたい!」なんて思うまでになってしまった人へはこの一冊。島に対する「好き」や「憧れ」が高じ、実際に住んでしまった人のエピソードなどが紹介されています。そのほか、島に住むためのノウハウ、住んだ後の暮らしなど、具体的な話題が載っているのも面白いかと思います。

移住のノウハウは島によって大きく異なるため、これをそのまま参考にするのは難しいと思いますが、移住者がどうやって島へ移り住んだか、具体的に描かれているので、身近に感じられることは間違いありません。この本を読んでワクワクしてしまった人、次に訪れる島は旅行じゃなくて下見かも知れませんよ。

【紹介される島々】
大島、新島、御蔵島、八丈島、父島、母島

10.僕たちは島で、未来を見ることにした

●著者:株式会社 巡の環 ●出版:木楽舎

島根県の離島、隠岐諸島にある海士町に移住し、起業した人たちの話。著者である阿部氏も信岡氏も、内地では将来を保証されたような大手企業に勤めていました。そんな2人がふとしたきっかけから海士町に魅せられ、脱サラし、起業。言葉で言えば簡単な話ですが、島で仕事をつくることの難しさは並大抵のことではありません。その様子が、臨場感と共に描かれていました。

過疎化が進み、高齢化が進む日本の島々において、巡の環の取り組みは、全国の島々が今後参考にすべき姿だと思います。この本を読めば、島に行きたくなるだけでなく、行って何かがしたくなる・・・かも知れません。

【紹介される島々】
隠岐諸島・海士町(中ノ島)

まとめ

こうして見ると、ひと口に島と言っても色々な書き方や切り口があるなぁ・・・と改めて感じました!ただ観光をするだけじゃなく、歴史に触れ、人に触れ、さらに何かに触れたくなる。そんな不思議な魅力が、島にはあると思います。

多分読めば読むほど、もどかしい気持ちになるはずです。行きたくなって。雨の日の間にしっかり読んで、晴れた日には島へ出かけましょう!