【プチニュース】座る時間が長いほど寿命が縮む?

死亡のリスクが高い長時間の座位

ルイジアナ州立大学ペニントン生物医学研究センターのピーター・カツマルジク博士の研究結果によると、平均的なアメリカ人は1日平均7.7時間も座って過ごしており、座る時間を1日3時間以内に抑えれば平均寿命は2.00年も伸びると示唆しています。1日の座る時間が長いことで生じる健康的なデメリットは以下の通りです。

1・糖尿病や心臓病の発症リスクが増える
2・運動不足が、がん発症のリスクを増やす
3・代謝によるカロリー燃焼率が毎分1kcallほどまで下がる
4・座ってから2時間が経過すると善玉コレステロールが20%減る

その結果、座る時間が1日11時間以上の場合、それ以外で体を動かしていても3年以内に死亡するリスクが40%以上高まり、座る時間が長くあまり運動しない被験者が3年以内に死亡するリスクは座位時間が短い被験者の2倍。あまり運動しない成人の場合、座る時間が最も長い人の死亡リスクは短い人より3分の1近く高いという報告があります。

スタンディングデスクのメリット

以上のことから仕事時のデスクワークでも立ちながらパソコンを使用することを薦めているそうです。スタンディングデスクのメリットは以下の通りです。

1.寿命を伸ばす
2.脂肪を燃焼させ体重を減らす
3.背中や腰の痛みを減らす
4.集中力を高める
5.心地良い疲れが満足度を高め睡眠の質を高める

このようにスタンディングデスクは多くのメリットがあるので、1度はチャレンジしてみる価値があると思います。運動と同じで初めのうちは違和感がありますが、慣れれば心地よくなるようです。ちなみにパソコンを扱う際にはスタンディングデスクでも普通のデスクでも肘が90度になっていることが理想であると言われています。企業に勤める多くの人は、これを機会に立ち仕事にチャレンジしてみてはどうでしょうか。