兵庫県尼崎市(あまがさきし)、ご存知でしょうか。一応、筆者の育った地元です。少し前なら「名前くらいなら聞いたことがあるかも」という程度の知名度でしょうが、近頃はとある連続殺人事件もあって日に日に有名になってきていますね。他にも「尼崎児童暴行事件」(2006年)、「JR福知山線脱線事故」(2005年)、「尼崎児童虐待死事件」(2001年)、「尼崎大気汚染公害訴訟」(1988年)など、たびたび全国を揺るがす事件の舞台になっています。 自身も地元・尼崎を離れて久しいですが、イメージの悪化には苦笑してしまうばかり。事実、治安は良いとは思えないですし、正直、帰りたいとも思いません。とは言え、人生の大半を過ごした地元でもあります。このままで良いはずもありません。ここはひとつ、あえて外から地元・尼崎の“イイトコロ”を探してみようと思います。頑張れるだけ頑張ります。飽きたらやめるかも知れません(笑)。
その1.ダウンタウンの地元
説明のしかた
まぁこれは有名でしょう。日本を代表するお笑い芸人・ダウンタウンの2人は尼崎で育ちました!!今さら浜ちゃん松っちゃんを改めて紹介する必要もありませんね。尼崎の人間が関西以外で出身を聞かれるとき、だいたいの人がダウンタウンか事件・事故を使って説明します。使い方
「兵庫県の・・・尼崎てわかる?ダウンタウンの地元やねんけど。」
だいたいこれで「へぇー!」や、「あ、なんか知ってる!」という反応になるので、それで説明が済んでしまいます。地元の話とは不思議なもので、こういう話をするとき、割と場所はどうでも良いみたいですね。「ダウンタウンの地元」と言えば、それで話は弾みますが、質問をしてきた相手はたぶん尼崎の場所はわからずじまいなはず。
尼崎=アマ
そしてもうひとつ、注意したいのが尼崎の人間は「尼崎=あまがさき」とは言いません。尼崎と書いて「アマ」と呼びます。すごくどうでも良いですね!でも例えば、尼崎から離れた場所で地元の話題になったとき、尼崎のことをきちんと「あまがさき」と呼んでいると、「尼崎=アマ」を知っている誰かが「あぁ、アマな。」と、わざわざ言い直してくれます。わかりにくいですが、わかるひとにはわかります(笑)。これはかなりのあるあるではないでしょうか。
もちろん、ダウンタウンも「尼崎=アマ」と言っています。むしろダウンタウンが「尼崎=アマ」を全国に広めているとすら思えます。公共の電波でも当たり前のように「アマ」と言っているので、注目してみてください。ダウンタウンの番組内でも尼崎の話題は意外とよく出てきます。
「マ」にアクセントを置いて発音
最後に最も重要な点ですが、発音に気を付けましょう。間違って「ア」を強く発音しようものなら、もう通じません。
間違えやすい例
正しい発音
イメージとしては、
ア
ではなく、
でしょうか。
マ
マ
ア
特に東京なまり※のある方は、正しく発音するのに苦労している印象があります。使用する際は頑張って覚えましょう。※ 関西人は標準語=東京とは認めない。
ちなみに、「あまがさき」とそのまま読むときは、それほど発音に気を遣わなくても問題ありません。口語で話すときや、公共の場で多少イントネーションも変わってきますが、普通に通じます。