環境抜群!焼尻で育つめん羊
天売島と並んで日本海に浮かぶ焼尻島です。お隣天売島は目と鼻の先とも言えそうなほどに近いですが、焼尻島の見どころは天売島とはまた別。 一食の価値がある高級食材のめん羊と、独特の風土が生んだ背の低い密林は、およそ他の地域では味わえないものでしょう。特にめん羊はイギリスはサフォーク州原産のサフォーク種で、焼尻島の風土が生育に抜群に良いとされています。天売島の野鳥観察もなかなかですが、焼尻島も負けてはいません。可能であれば、焼尻、天売それぞれ最低一泊ずつは過ごしたいところ。
アクセスが容易とは言い難いですが、そのぶん、北海道でも「ここだけ!」と言える秘境感は満載です!個人的には隠居生活にも最適かと(笑)。
焼尻島の見どころ
焼尻産めん羊(サフォーク種) (場所:島っ子食堂)
これを食べるだけでも訪れる価値があるかも知れません。フランス料理の高級食材として、美食家たちの舌をうならせてきたのが、この焼尻産めん羊です。海に囲まれた小規模の島ながら、開放的な島の風土が羊たちをストレスなく育てます。高級料理店では高価でなかなか食べることが出来ないめん羊は、臭みが無くジューシー。ぜひ一度ご賞味を!
オンコの荘(奇木、珍木) (場所)
あまり知られていませんが、こちらも国内随一規模の原生林・オンコの荘です。オンコとは北海道北部の方言で、針葉樹のイチイのこと。それ自体は珍しいものではありませんが、海からの強風や積雪によって、樹高が伸びず、押しつぶされたような状態になっています。そのため、変わった形の木々が奇木、珍木として紹介されているのです。
白浜キャンプ場、白浜海岸 (場所)
島内にある無料のキャンプ場。こういう離島のキャンプ場は設備が不十分であったり、ところどころ老朽化していたりするのが普通です。それもある程度は仕方がないと割り切れるものですが、やはり綺麗だと嬉しいもの。正直に言いまして、白浜キャンプ場もあまり期待はしていませんでしたが、いい意味でその期待が裏切られました。驚くほど設備が整っていてしかも綺麗。炊事場も整備されていて非常に使いやすいです。向かいには白浜海岸。磯遊びが出来ます。短い夏は岩礁を泳いでみても見ごたえがあるかも。
カフェアトリエ おくむら (場所)
港方面から町役場焼尻支所前へ向かって歩き、突き当たるT字路を右折したところにあるのは一見普通の民家。ガイドブックには載っていない、小じゃれたカフェがそこにあります。本業はデザイナーの女性オーナーがひとりで切り盛りしている、カフェアトリエおくむら。オススメはカレーとチャイ。スローな島旅をもっとスローに、優雅に。
焼尻郷土館 (場所)
明治33年の木造建築で北海道指定有形文化財。石川県出身で、漁業、呉服、雑貨商などを営んでいた小納家の当時の生活用品や通信機器など展示されています。
鷹の巣園地 (場所)
島全体を見渡せる島いちばんの絶景スポット。
焼尻島の情報あれこれ
【名 称】焼尻島(やぎしりとう)
【所在地】
(地図)
【面 積】5.21㎢
【周 囲】
10.6km
遊 び
ハイキング(めん羊牧場、オンコの荘)、 サイクリング、バードウォッチング、シーカヤック、 釣り、ダイビング、ゲートボール
食べる
焼尻産めん羊(サフォーク種)、うに
郷土料理
焼尻産めん羊の網焼きジンギスカン、生うに丼
変わりモノ
、 わかめの天ぷら定食(新沼食堂)
お土産に
焼尻島キーホルダー、うにの塩漬け、ふのり
マスコット
(羽幌町)
う た
焼尻恋唄
焼尻島へのアクセス
フェリーを利用する
羽幌町~(1時間)~焼尻島天売島~(25分)~焼尻島
高速船を利用する
羽幌町~(35分)~焼尻島天売島~(15分)~焼尻島
※羽幌町までは【沿岸バス 特急はぼろ号】
(島プロフ一覧)