いよいよ、ロンドンオリンピックの開催日が近づいてきましたね。夏季オリンピックとしては第30回目となる記念の大会です。各国の代表選手がどのような活躍を見せるのか、想像するだけでも楽しいですね!今大会で注目度の高い選手を紹介するこの企画。今回は日本女子サッカー五輪代表、岩淵真奈選手をクローズアップしてみたいと思います。
【岩淵真奈】 いわぶち・まな
生年月日:1993年3月18日(19歳)
出身地:東京都
身長:155cm
在籍チーム:日テレ・ベレーザ
ポジション:FW
和製メッシ
メッシと言えば世界屈指の名門クラブ、FCバルセロナのエースストライカーとして有名ですね。FIFAバロンドール賞を2年連続で受賞するなど、世界最高のサッカープレーヤーとして知られています。岩淵選手のプレースタイルを一言で表すならメッシでしょう。アウトサイドキックでボールを巧みにキープしながら相手との間合いを計り、一瞬の切り返しでディフェンスを置き去りにする高速ドリブルが持ち味です。フィジカルの強さを前面に出して強引に突破をしかけるタイプではなく、相手の体重移動の逆をつきながら、ヒラリヒラリとかわしていく姿はメッシ選手を彷彿とさせます。
周囲を生かせるドリブラー
岩淵選手のドリブルはキープ力に優れており、ディフェンスがタックルをしかけてもファールでなければ止められないほど高い精度を誇ります。一人でディフェンダーを何人も引きつけられるので、相手陣内で数的優位を作り出すことができるのです。ペナルティエリア付近で岩淵選手にディフェンスが集中すると、ゴール前の空いたスペースに味方が自由に侵入できます。そこへ決定的なスルーパスを送り込むなど、周囲の選手を生かしながらゴールを演出します。
スーパーサブとして期待
代表ではスーパーサブとしての役割が期待される岩淵選手。選手に疲労が見える後半、スピードと切れ味を持ったドリブル突破にディフェンスの足はついてこられないでしょう。予選リーグでは大柄な欧州のディフェンダーを振り回すような鋭いドリブルを執拗にしかけて欲しいです。
総括
ドイツワールドカップでは、プレーに好不調の波が見られた岩淵選手。強豪国を相手にしたとき、大きなプレッシャーに委縮してしまったのか、思い切って突破をしかけるプレーが少ないように見えました。ロンドンオリンピックでは、失敗を恐れずに果敢にドリブルをしかける岩淵選手の姿を見たいです!