「憧れのウッドデッキを作りたい!」の第4弾です。
前回は、手書き図面のデータ化を行いました。
エクセルを使って図面をデータ化したことで、何となく我が家の理想のウッドデッキのイメージが伝わったかと思います。
今回は、ウッドデッキ施工に先立ち、使用する木材について色々と調べてみました。
ソフトウッドとハードウッドの違い
ウッドデッキに使用する木材について調べてみると、まず『ソフトウッド』と『ハードウッド』に大別されることが分かりました。文字通り、ソフトウッドは柔らかい木、ハードウッドは堅い木という意味です。
理科か社会の授業で「針葉樹」と「広葉樹」という言葉を習った気がします。
★針葉樹
冷帯に分布する細長くとがった葉っぱをもつ木 = ソフトウッド
★広葉樹
熱帯に分布する広く平べったい葉っぱをもつ木 = ハードウッド
このようになるようです!
針葉樹と広葉樹で木の堅さに違いがあるなんて初めて知りました・・・。
ちなみに、ウッドデッキ材としては以下のような木が人気のようです。
★ソフトウッド
・ウエスタンレッドシダー(米杉)
・イエローシダー(米ヒバ)
・シベリアンラーチ(北洋カラマツ) など
★ハードウッド
・ウリン(アイアンウッド ← いかにも硬そうですね・・・)
・イペ(パオロぺ)
・イタウバ など
日本の木の場合、杉、桧、松などがソフトウッドになります。
ナラ、カエデ、サクラなどはハードウッドです。
ソフトウッド VS ハードウッド
前述したとおり、ソフトウッドもハードウッドもウッドデッキ材として使われますが、それぞれハッキリとしたメリットとデメリットあります。
★耐久性
耐久性は堅く高密度なハードウッドに大きく軍配があがります。ハードウッドは耐久性が求められる家具などにもよく使われ、耐用年数は15年~40年ほどもあるようです。一方のソフトウッドは7年~20年ほどだそうで、物にもよりますが、その差は大きいです。
ちょっとビックリしたのが、レッドシダーがソフトウッドだったこと。
以前、工務店の営業マンに、天然木のウッドデッキ施工について相談したところ、レッドシダーを一押し(むしろ一択)していました。理由は、レッドシダーはカヌー材や浴室の壁材に使われるほどで、屋外で雨ざらしのウッドデッキ材としては最高の木というわけです。
結局、予算面で安い人工木のウッドデッキにしてしまいましたが、その時からレッドシダーは、自分の中で最高級で最強の木として憧れ対象になっていたのでした。当然、レッドシダーはハードウッド(その中でもトップ)だろうと思っていたのでした。
★加工のしやすさ
加工のしやすさという面では、柔らかいソフトウッドが有利になります。
DIYでよく使われるのは、加工のしやすさもあってソフトウッドが一般的です。下穴なしでビス留めができ、手ノコで木をカットすることができます。一方ハードウッドの場合、ビス留めするときは下穴や皿取り、カットする場合は丸ノコが必要となるようです。
この間、ホームセンターでハードウッドの見本品を触ってみたところ、木というよりは金属のようでした。ハードウッド同士が当たると、木なのに「カキン」という金属音がするのです。まさに「カッチカチやぞ!!」です。ハードウッドを使用する場合、DIYの難易度がかなり上がりそうな予感です。
★費用
ハードウッドは耐久性が非常に高い分、材料費は圧倒的にソフトウッドが有利です。これも物によりますが、2~3倍くらい変わってくるのではと思います。
もし業者に施工してもらうと、加工が大変なハードウッドのデッキは、工賃も高くつくようです。ただ、そこは自分で施工することでカバーできるのがDIYの良いところです。
ただし、次のメンテナンス性で触れますが、ソフトウッドの場合、デッキのメンテナンス費用がかかってきます。
★メンテナンス性
ハードウッドは基本メンテナンスフリーというのが大きな強みです。さきほどソフトウッドの耐用年数を5年~10年と書きましたが、これは防腐剤や防虫剤を塗るなどのメンテナンスを毎年きちんとした前提での話です。
床板をわざわざ外して床の裏側も塗装したりしないといけません。ズボラな性格の自分が、ちゃんとメンテナンスをやれるのかというと、まったく自信がありません・・・。
当然、メンテナンスには時間だけでなく費用もかかるため、材料費とメンテナンス費用をトータルで考えて、ソフトウッドとハードウッドの比較をする必要があります。
結局どっちがいいの?
ウッドデッキ材として、ソフトウッドとハードウッドで結局どっちがいいの?というと、それぞれメリットとデメリットがあるので、一概にどちらとは言い切れません。
それぞれのメリットとデメリットをしっかり把握したうえで、自分の性格や家族の将来のことも考慮して、総合的に比較して判断するのが大切だと思います。
私の場合、やはりメンテナンスのことを考えると、メンテナンスフリーなハードウッドに気持ちが傾きつつあります。でも、レッドシダーもまだ自分の中で憧れの存在として、選択肢として捨てきれていません。
あとで後悔のないように、じっくり考えてウッドデッキ材を選びたいと思います。