「憧れのウッドデッキを作りたい!」の第3弾です。
暑さもだいぶ和らぎ、いよいよ本格的にDIYのシーズンになってきました。
前回までで、ウッドデッキを作るに先立って家族全員の要望を聞き取り調査し、設置スペースの測量と図面起こしをしました。実際に図面にすることで、我が家のウッドデッキの完成形をイメージしやすくなりました。
今回は、手描きの図面をデータ化していきます!
エクセルでデータ化しよう!
手描き図面のデータ化は、製図ソフトを使わなくても、ほとんどのパソコンで標準搭載されているエクセルでも可能です(製図ソフトを使ったことがないだけです・・・)。
<エクセルの操作手順>
1. 方眼紙シートを作る
表示→ページレイアウト→書式→行の高さ&列の幅のそれぞれの値を0.25に設定。
セル1マスのサイズは実際の5cmに対応しており、例えば13cmの場合は四捨五入して3マス使います。おそらく精度は±2.5cmになるはず。
2. 今の庭の状態を製図する
罫線と図形(↔)を駆使して、今の庭の状態を製図していきます。
1マスがすごく細かいので、最初にA列と1行目にそれぞれ物差しを描いておくとマスを数えるのに楽だと思います。
これで下の画像が完成です!
3. ウッドデッキを描画
次に手描き図面を参考にウッドデッキを描画していきます。
ここでも図形(□)を使い、1列ずつ交互になるように床板を配置(コピペ)していきます。
ちなみにウッドデッキ床板1枚のサイズは、長さ180cm×幅15cmにしました。
床板が斜めにカットされている部分は、図形のままだとトリミングでカットできなかったため、いったん図形を画像に変換してからトリミングしました(もっと簡単な方法があるかもしれません・・・)。
そして、できあがったのが下の画像です!
・ビニールハウス右側のこげ茶色の床板=ビニールハウスの床高
・その他の茶色い床板=リビングの床高
となっており、こげ茶色の床板は、茶色い床板より1段下がっています。
データ化のメリットは?
今回、手描き図面のデータ化を行いましたが、データ化により以下の3つのメリットが得られます。
1. 手描きより正確な図面が描ける
方眼紙を使えば手描きでも正確な図面が描けますが、私のようにフリーハンドで描いた図面の場合は正確性に欠けるためデータ化した方がいいと思います。
データの場合、長さだけでなく、直線や直角を正確に描くことができます。また色を簡単につけることもできます。
2. データ化することで何度でも描き直しが可能になる
家族みんなで「ああした方がいい!こうした方がいい!」と意見を出し合っていく中で、どんどん理想のウッドデッキのイメージが変わっていきます。
ウッドデッキのイメージがしっかり固まるまでは、何度も図面を描きなおすことになりますが、その都度消しゴムで消して描き直すのは大変です。
データ化することで、図形ツールやトリミングを使って図面を簡単に編集でき、複数の図面を上書きせず残すことができます。
3. ウッドデッキに必要な床板材の量をイメージできる
ウッドデッキを作ろうとする過程で一番気になってくるのは予算面です。
その点、上の画像のようにデータ化すれば、床材がどれくらいの量必要になるのかが大体イメージできるようになります。
このところ輸入材も大幅に値上がりしているようなので、なるべく無駄なく木材を使用したいところです。
みなさんもモノづくりをする際には、ぜひ図面のデータ化に挑戦してみてください。
Part4へ続く。